



頭の先がビッと尖がったユニークな姿の豆はそのままずばり、「グラン・デ・ビコ」(くちばし豆)という名前です。日本ではこの豆を「ヒヨコ豆」と呼ぶそうですね。ポルトガルの家庭では豆を使った煮込み料理をよく作るので、数種類の豆がキッチンの戸棚に常備されています。
日本にいる時は豆の料理はしたことがなかった私ですが、いつの間にか我が家の戸棚にも乾燥豆の袋が並ぶようになりました。ビコ豆は水に戻す時間も他の豆に比べて短く、味もくせがなくて美味しいので、色々な材料と組み合わせた料理が多いです。その中から今回はビコ豆と豚肉を材料にした煮こみ料理をご紹介します。
■材料2〜3人分

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| ●豚肉 | 300g |
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●ビコ豆 | 200g |
| ●玉ねぎ | 中1個 |
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●完熟トマト | 中2個 |
| ●ニンニク | 2片 |
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●サルサ(パセリ) | 5本 |
| ●豆の漬け汁 | ひたひた |
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●ローリエ | 1枚 |
| ●オリーヴ油 | 大さじ2杯 |
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●塩、胡椒 | 適宜 |
| ●モーリョ デ ピメンタ(赤ピーマンの塩漬け) | 小さじ1杯 |
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■作り方
 
乾燥したビコ豆を2〜3倍の量の水に6〜8時間ほど浸けておく(画像は乾燥したビコ豆)。

玉ねぎをスライス、トマトをザク切り。ニンニクとサルサもザク切り。豚肉は一口大に切り、塩、コショーをしておく。水に漬けたビコ豆は2倍ほどに膨れている(右上は乾燥豆、左上が水で戻した豆)。

熱したフライパンにオリーヴ油大さじ1を入れ、一口大に切った豚肉を並べて強火で両面を軽く焼き、圧力鍋に入れる。

再び熱したフライパンにオリーヴ油大さじ1を入れ、ニンニク、玉ねぎの順にキツネ色になるまで炒める。
 最後にトマトを加えて炒める。
 炒めた材料全部とローリエとビコ豆を圧力鍋に入れる。
 豆の浸け汁をヒタヒタになるまで入れる。
 モーリョ・デ・ピメンタ小さじ1杯を加える。ない場合は塩コショウを好みで。
はじめ強火で、沸騰したら弱火にしてよく煮詰める(20分ほど)。
 20分後、豆も豚肉も柔らかくなっている。
 中味を土鍋に移して、1〜2分火にかけたあと、サルサを散らしてでき上がり。
■料理のPOINT
ビコ豆は水煮の缶詰めを使えば、料理の時間をぐっと短縮できます。豚肉はモモ肉を使いましたが、脂身の多い三枚肉を使うとこってりとした味に仕上がります。
■今回料理を紹介してくれた方
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ポルトガル・セトゥーバル在住の武本睦子さん
大西洋に面した港町セトゥーバルに住み、朝起きるとまずキッチンの窓を開けてサド湾に浮かぶ漁船を数えるのが日課。今朝はどんな魚が捕れてるのだろうか…と、気になります。メルカド(市場)には活きの良い魚やパリパリの野菜が積み上げられ、それを1キロ単位で買物。
町から車で3時間ほど走るとスペインとの国境。そこまでの間はコルク樫の森やオリーヴ畑が広がり、牧場では牛や羊や黒豚がのんびりと草を食んでいます。上質のオリーヴ油や肉やチョリソの産地です。そんな食材に囲まれて料理に腕を振るう…環境はバッチリです。
画像(上):サド湾に浮かぶ漁船(セトゥーバル)
画像(下):コルク樫と牧場(アレンテージョ)
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