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チリは「南米の3C(コロンビア、コスタリカ、チリ)美人」と言われるように、魅力的な女性が多い国だとはこちらを訪れた事がある人達の意見だ。女性は何歳になってもオンナらしさを忘れずに綺麗に着飾り、自分をセクシーにアピール。もちろんきちんとお肌の手入れも怠らない。朝のワイドショーでも毎朝、お肌の手入れの仕方の特集が組まれている。昔からあるものから話題のもの迄、幅広い。今月は、チリ人なら誰でも知っていて、ほとんどどこの家庭にもある、チリ人女性の美の秘密を少しだけ明かしてみたいと思う。
まず、昔からあるもの。キジャイ(Qillay)という木の皮で髪の毛を洗う事。この木はチリの第4州から第9州の地面が貧しく乾燥している場所にしか生息していないが、生命力が強いので数多く生えているのが嬉しい。「Quillaja saponaria」という学名から想像できるように石鹸、殺菌効果に優れている。道端で木の皮が日本円にして一袋400円位で売られている。それを煮詰めた液体で髪の毛を洗えば、髪の毛が艶々になる。また、この木の皮はそのまま箪笥に入れておけば、殺菌効果のおかげで衣類に虫がつくのも防いでくれる。においは胡椒に似ているが、気になる程のにおいが衣類に付着する事もない、有難い自然の防虫剤でもある。
ローズヒップ。これは日本でも一時期ブームになったのでご存知の方も多いと思うが、小さな赤い実が役に立つ。もとは雑草で、チリだけでなく、他の国のどんなところにも生えてしまうやっかい物だったのだが、その優れた酸化防止効果や皮膚の免疫を高める効果が認められ、大量に生産されるようになった。お茶にして飲んだり、ジャムにしてパンにつけて食べたり、クリームやオイルをお肌に塗ったりと使い方も色々。値段はオイルになっているとそれだけ高めだが、効果に納得である。
レタスのクリーム。これはレタスがたくさん水を含む特徴がある事から、その抽出液を入れたものが、お肌を潤わす医薬部外品のクリームとして主に薬局で売られている。登録商標で、商品名もレチューガ(LECHUGA)、レタスのスペイン語読みになっている。値段も一缶200円弱というお手頃価格だが、その効果は科学的にも証明されていて、下手に高いクリームよりも優れている。子供からお婆ちゃんにあたる世代の人まで幅広くその人気は定着している、何世代にも渡るロングセラー商品だ。
アボカドパック。これは普通に八百屋で売っているアボカドを潰して顔に塗ってみる物。15分程置いて、洗い流せばお肌しっとり。日本にもアボカド売っているので、是非お試しあれ。
ブームになっているものは、カタツムリクリーム。本当はおととしの夏あたりに大流行して、今はもう定着したものなのだが。カタツムリが這った後が光るのは皆様もご覧になった事があると思うが、その光っている分泌液が修復効果に優れているらしい。そういえば昔いたお手伝いさんが顔にたくさんのカタツムリを這わしているのを見てしまい、そういうのが苦手な私は悪夢にうなされてしまった事がある。やはり、本物のカタツムリをお肌に這わすのは抵抗があるので、その抽出液でクリームを作ったら、これが結構売れている。妊娠線や、シミもわからなくなるらしい。もとは輸出食用として飼育していたチリカタツムリ(学名:Helix Aspersa Muller)を管理している人達の傷の治りが普通の人より早く、手も綺麗な事から効能についての研究が進められて、認められたので、クリームとなったものだ。
まだまだたくさん、チリ人の美の秘密はあるけれども、他は内緒にしておこう。
画像上右:朝のテレビで放送していたローズヒップの色々な使い方。
画像上左:チリにしか生息していないキジャイ(Qillay)の木。
画像下右:友達の家でみつけたレタスクリーム。色々なプレゼンテーションの仕方がある。
画像下左:カタツムリクリームを売っている店舗。現在は色々なメーカーが出していて競争が激しい。Snail(英語)、Caracol(スペイン語)は、いずれもカタツムリのこと。 |