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チリの首都サンチャゴは、周りをアンデス山脈等の山々に囲まれた盆地の中にある町である。という事で風通しがあまり良くない。しかも、車社会なので、冬は主に廃棄ガスによるスモッグに悩まされる日が多い。そうすると日によってナンバープレートの末尾の数字によってサンチャゴ市内を運転してはいけない車がニュースで表示される。
運転できる年齢に達した子供たちが一番ほしいものは車で、大学入学や18歳の誕生日に買ってもらうケースが多い。
地下鉄の本数は山手線並みに多いのだが距離が短く、平日は朝6時半から22時半で土日、祭日は朝8時から22時迄しかやっていない。もちろんバスも通っているが深夜は本数が30分に1本と極端に少なく、寒いバス停で待つのは心配だ。黄色い屋根に黒い車体のタクシーもあるので、観光に来る場合にはこっちをお勧めしたい。ただし、スペイン語が通じるという前提で。もしくは無線で呼ぶタクシー「Radio Taxi」が少し高価だが安全だ。仕事が終わってひと段落した20時以降に集まる事が多い国なので、ここに住んでいる場合は深夜にも安全に遠出できる手段として自家用車が人気なのが理由だろうか。
こっちに来て、日本人は良く歩く人種だと思う。今年の2月に交通システムが変わり、バス停迄10分程歩かなくなければからなくなった人達が文句をいう場面が良くTVのニュースで流されるようになった。現在の交通システムは以前と比べて不便になったのは認めざるを得ない事実である。しかし、自分の住んでいるマンションの共益費では車椅子が買われる位に歩く事をしないので、あまり足腰が丈夫でない。
しかも、公共の交通機関で移動する人は労働者階級が多いという事で、地下鉄やバスのラッシュ時はもしかしたら日本より混みあっているかもしれない。朝7時から9時迄は避けたい時間帯だ。とにかく平日はどこに行っても人も車も多く、渋滞に頭が痛くなる。
気候は地中海性気候で、雨が降る日が冬の6月から8月に集中しており年平均50日と少なくサンチャゴは気候的にも自転車移動にもってこいの場所。地形も、盆地の中にある事もあり、高低の差があまりなし。景色も驚く程素敵な所がたくさんあって、のどかな感じがたくさんする。日本と比べ、時間の動き方がもっとゆっくりなのではないだろうか。その分、チリ人との待ち合わせにイライラは禁物である。
ならば車を降りた生活をするのが一番良いので、色々な人が自転車に乗り始めている。全ての道に名前がついているので地図を持っていれば迷わないという利点つきで。段々と健康志向になっている事もあり、簡単で安価な自力の移動手段という事で自転車を勧める動きもある程だ。メンテナンスもあまりかからないしね。
チリの交通規則で、“自転車は車道を移動するべし”というのがあるのだが、自転車で車道を走ると運転の荒い車との接触事故が絶えない。歩道を走ると歩行者に行く道を妨げられたり、野次を飛ばされたりする。歩道の方が車道よりも高いので、段差の乗り降り等の苦労も絶えない。何かと肩身の狭い自転車移動者たち。
そんな私達に朗報。自転車専用道路が至る所に造られている。車道を1本改造してスピードの出せるもの、歩道を改造したもの、家族で楽しめるもの等色々だ。自転車専用の交通標識もあったりして、かなり本格的。用途にあわせて利用したいものだ。特に散歩通りにつくられているPROVIDENCIA地区のPOCURO通りサイクリングコースは有名で、定期的にお花が植え替えられて週末は三輪車に乗った小さい子供達で賑わう。私も良く使うコースなので青と白のMTBを見かけたら声かけてね。
まだまだ自転車道路は大通りにしかなかったり、それぞれの地区毎にあるもの同士が接続されていなかったりと、いろいろと問題点もあるが、年毎にその距離はどんどん増えている。近い未来、皆車から降りる日が来たらいいな。
画像上右:サンチャゴ市内を通る地下鉄の地図。
画像上左:地下鉄は利用客が多く、交通規制が行われている。
画像中:大通りと交差する所では、車用に“歩行者と自転車に気をつけるように”と書かれた注意書きがある。
画像下右:自転車専用信号機。
画像下左:筆者が良く利用するPOCURO通りのサイクリングコース。
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画像左:サイクリングコースを使用する際の注意書き。
画像中:途中、工事中であっても、きちんと自転車使用者(Ciclistas)の為の表示がある。
画像右:“ここにサイクリングコースあり”の標識。背景には雪の積もったアンデスが見える。
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画像左:アラメダ目抜き通りのサイクリングコースは、道の真ん中にある。
画像中:アラメダ大通りから脇道に入るサイクリングコース。
画像右:車道を1本、自転車専用道路にした道で、安全に車と競争してみる自転車利用者。 |