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新年にポーランドで開催される行事として次第に有名になっているのが、ヴィエルカ・オルキェストラ・シフィョンテチュネイ・ポモーツィ(Wielka orkiestra swiatecznej pomocy:文字化けを防ぐため、ポーランド語の特殊文字は使用しておりません)という名の募金活動です。毎年1月に、ポーランド全土と数ヵ国(アメリカ、フランスなど)で行われ、今年で16回目を迎えました。この募金活動の名前を訳すと、「聖なる助けを差し伸べる偉大なオーケストラ」というような意味になります。今年は1月13日に行われました。
毎年1年かけて準備がなされているようですが、1月にあるのが「ファイナル」ということで、その日(毎年日曜日)は朝から全国各地でボランティアの人達による募金活動が始まります。町を歩けば、募金箱と赤いハート型のシールを持った人達が10メートルおきに歩いています。ハート型のシールは日本の「赤い羽根」のようなもので、募金をするともらえます。シールにはこの募金活動名が書かれており、募金をした後はこのシールを胸に貼り、「募金をした」ことを証明するのです。そうでないと10メートルごとに募金しなければならなくなりますから・・・。
ボランティアには、学校単位で参加しているところも多いようで、小中学生の子供たちも多いです。私は外国人なので、夫と歩いていても夫婦ともに外国人観光客に見られるのか、英語で話すのは怖いと思われるのか(?)、遠巻きに見られることも多いです。でも逆に珍しがって近づいてきてくれる子供たちもいたりして、なかなか面白いです。
寒い中頑張っている子供たちのために、毎年必ず募金することにしています。何といっても、ボランティアの数がとても多いので、どの子供たちに募金をするか、というのも悩むところなのですが・・・。私と夫は、やはり「募金お願いします」とニコニコしながら丁寧に挨拶してきた子に募金することにしています。誠意が伝わってくると、気持ちよく募金できるものだと思いませんか?
「オーケストラ」というくらいですから、やはり全国各地で夕方からコンサートが開かれます。そして夜8時頃に上がる打ち上げ花火で終了となります。
これらすべての様子は、朝から1日中テレビ(TVP:ポーランド国営放送)で生中継されています。私の住むポズナンで花火が上がっている頃、テレビでもポズナンの様子が映ると嬉しくなったり、また、同じ時間にポーランドの他の都市でも花火が上げられているのが映ると、ああ、今ポーランド中が同じ行事で盛り上がっているんだなと感慨深くなったりします。
さて、気になる募金総額の方ですが、今の所約1,700万ズウォティ(1ズウォティ=約45円)集まっているようです。まだインターネット上でオークションも続いており、最終的には3,000万ズウォティにのぼるとみられています。毎年集まったお金で医療機器などを買って寄付しているようですが、今年は耳鼻科関係の病気に苦しむ子供たちのために役立てられるようです。
この催しに興味を持たれた方は、こちらのホームページへどうぞ(英語とポーランド語です)。
画像上:ボランティアの女の子に募金しているご夫婦。募金してもらった女の子は嬉しそうです。
画像中:募金するとこんなシールがもらえます。
画像下:私の住むポズナンでは、広場に特設舞台が造られ、様々な催しが行われていました。そのほとんどが歌や踊りなど楽しいものでした。
【短信】最近寒いですね。ポーランドではこの時期マイナス5℃以下というのが普通なので、東京が5℃、などと聞くと暖かくていいなと思っていたものですが、実際久しぶりに日本の冬を過ごしてみると、5℃でも寒いものはやはり寒いですね・・・。(1/23) |