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新年明けましておめでとうございます。今年もポーランドの様子を楽しくご紹介していきたいと思いますので、よろしくお願い致します。
日本では年末年始というと1年で一番忙しい時期になりますが、ポーランドではクリスマスが重要な行事になるため、大掃除もクリスマス前に終えてしまいます。そのため、年末もどことなくのんびりした雰囲気が漂っているように思います。
ポーランドでの大晦日は家族で過ごすというより、友達同士のパーティーというのがポピュラーです。夜集まって、食べたり飲んだり踊ったりを繰り返しながら、年が明けるのを待つのです。
そんなポーランドの新年は花火とシャンパンで始まります。夜中の12時を回り、年が明けると同時に、外ではあちこちで花火が上がり始めます。個人でも比較的大きな打ち上げ花火が購入できるため、皆思い思いに花火を打ち上げることができます。もちろん、町の中心で大々的に上げられる花火もあり、そちらはやはり迫力満点です。
日本人がお正月に初詣に行くように、ポーランド人も元旦には教会のミサに出かけます。そして1年の幸せを祈るのです。私も、場所は神社から教会に変わっても、1年の幸せを願う気持ちは同じと思って、毎年教会で今年も健康で幸せに暮らせますようにとお祈りしていました。それにしても、神社やお寺の代わりに教会へ、なんてことができるのは日本人くらいでしょうか。
ポーランドでは1日はどこのお店も閉まっていますが、2日からは普通に仕事も学校も始まります。3日までお正月でのんびりしている日本とは大違いなので、初めてポーランドで年末年始を過ごした時には驚きました。そして今でも慣れることはなく、やはり3日までお正月気分で過ごしてしまいます。
新年に行われる行事がもう一つあります。それは「コレンダ」です。各教区の神父さんがそれぞれの家庭を訪問し、1年の幸せをお祈りしてくださると同時に、宗教に対する姿勢を見たり、悩みを聞いたりするというものです。夫が子供の頃は、宗教の授業に対する姿勢を聞かれたりもしたそうです。いつ神父さんが訪問するかは新年のミサの際に知らされるので、その時間帯には家にいなければなりません。各家庭10分程の訪問なので、それほど長く話をする訳ではないということですが、時には一つの家庭で随分長く話をされる場合もあるようで、神父さんが時間通りにいらっしゃるとは限らないようです。
私がそれを初めて体験することになった年、我が家には3日の夕方4時から5時の間にいらっしゃる予定でしたが、大幅に遅れ、6時半を過ぎてからいらっしゃいました。まず2人 の子供達が白い衣装をまとってやって来て、クリスマス聖歌を歌いました。その後神父さんがやって来て、お祓いをしながらお祈りの言葉を捧げました。それから一人一人と言葉を交わし、何か悩み事などないかを聞かれ、神父さんは次の家へと向かいました。
待つ時間は長かったですが、あっけないほど早く終わり、少し拍子抜けしてしま いました。私がどうしてカトリック信者ではないのか、と聞かれるのではないかと心配していたのですが、神父さんは私のポーランドでの生活の様子や日本との習慣の違いを聞いてくださっただけでした。とても親しみを持てる神父さんで、楽しくお話させて頂きました。
こんな風にしてポーランドの1年は始まります。今年はどんな年になるのか楽しみです。
画像上:町の中心部で打ち上げられていた花火。家の窓から見えました。
画像中:近所でやっていた花火。親戚同士でしょうか。ちょうど家の前でやっていたので、便乗して楽しませてもらいました。
画像下:新年に入っても、町ではまだイルミネーションが輝いています。
【短信】日本滞在も残すところ3ヵ月となりました。私も夫も、ポーランドでの生活が恋しい反面、まだまだ日本に住んでいたい気持ちでいっぱいです。(1/1) |