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暑くなり始めた6月、私は所用でワルシャワを訪れました。実に5年ぶりのことでした! 私の住むポズナンは、ポーランドの首都ワルシャワから300キロほど離れています。それはちょうど東京から名古屋あたりまでの距離でしょうか。東京から名古屋へ行くのは新幹線を使えば近いようにも思われますが、ポズナンからワルシャワへ行こうとすると、一番早いインターシティ(InterCity:都市間を高頻度で結ぶ特急列車)でも3時間ほどかかるので遠く感じられ、大事な用事がない限り出かける気になりません。
そんなわけで、久しぶりに行ったワルシャワでしたが、高層ビルが以前よりもずっと増えていたのには驚きました。ポズナンでもここ数年、次々と新しいホテルやビルの建設が始まり、年々景色が変わっているのですが、さすがにワルシャワはそれ以上でした。
今回訪れたのはワルシャワ中心部だけでしたが、その中でも一番変わったのはやはりワルシャワ中央駅前だったでしょう。最近できたばかりの「黄金のテラス」という名前の大きなショッピングセンターがとても目立っており、新しいバスターミナルができていました。一方、ワルシャワ中央駅は以前からほとんど変わっておらず、古い駅と真新しいショッピングセンターとのコントラストが印象的でした。
ショッピングセンターの中は、ポズナンでもまだ新しい「古いビール工場」という名のショッピングセンターと似ていて、たくさんの店舗やレストランが入っていました。ポズナンのショッピングセンターと違っていたのは、「黄金のテラス」には日本料理レストランがあったことです。やはりワルシャワの方が日本食の需要が高いのかもしれません。
ワルシャワを歩いていて気がついたことがあります。それは、人の目があまり気にならないということです。ポーランドがEUに加盟してからは外国人観光客も増えましたが、アジア人である私は、ポズナンではどこを歩いていても、まだ人からよく見られている感じを受けていました。しかし、ワルシャワでは全くと言っていいほど気になりませんでした。それだけ外国人が普通に受け入れられているということなのでしょうか。
また、ワルシャワは人がとても多かったです! 以前は日本に住んでいながらワルシャワを訪れていたので、どうしてもワルシャワと東京を比べてしまい、ワルシャワは首都なのに随分人が少ないなと思っていました。それが、今回ポズナンに長く住んだ後にワルシャワを訪れてみると、その人の多さに驚いてしまいました。
このように書くと、ポズナンは小さな町のように感じられてしまうかもしれませんが、ポズナンも人口65万人で、ポーランドの様々な町の中でも大きな町のひとつです。それに対して、ワルシャワの人口は200万人ということですから、多く感じられるはずです。比べる対象が違うと、印象がこうも変わるものなのですね。私にはポズナンほどの町の大きさが合っていると改めて感じました。
ポーランドは、ちょうど日本の高度経済成長期のように、めまぐるしく変化しています。次回、ワルシャワを訪れる時はきっとまた新しい発見があるでしょう。普通に観光するのも楽しいですが、一度でもワルシャワを訪れたことのある方なら、その変わっていく姿を楽しむのも面白いかもしれません。
画像上右:ワルシャワ。さすがに大都市は車が多いです!
画像上左:右に見えるロシア風の建物は、共産主義時代にソ連から送られた文化科学宮殿。以前はこの建物だけが突出しているように見えたものですが、今は周りにどんどん高層ビルが建てられています。
画像下右:ワルシャワ中央駅前のバスターミナルから見える景色。右の文化科学宮殿の古い建物と、左のショッピングセンター「黄金のテラス」の新しい建物とのコントラストが、発展するポーランドの今を象徴しているようでもあります。
画像下左:右後方に見えるのが、ショパンの心臓が安置されているので有名な聖十字架教会。今までに何度となくここを訪れていますが、随分きれいに整備されていたので驚きました。
【短信】夫の研究留学の都合で、7月より日本に帰国しています。来年4月初旬まで日本に滞在することになっていますので、その間の記事は、私がポーランドで過ごした5年間に体験した様々な出来事の中から選りすぐってお届けしたいと思います。 |