■2007年もいよいよ大詰め 2008.1.15 update

ウィーンで毎年大晦日に開催されるのがSilvesterpfad(Silvester:大晦日+Pfad: “踏みならされて出来た”小径)。今年で18回目を迎える大イベントで、市役所前、ケルントナー通り、グラーベンなど、ウィーン第一区全体が舞台となります。午後の2時ごろから翌朝の2時までコンサート、ワルツ、マジックと数多くのイベントが目白押し。でも不思議。ウィーンっ子は意外と近寄らない人が多いようです。実際、知人・友人にいろいろ聞いて回りましたが、Silvesterpfadに行くと言う人物は皆無でした。主催者側の発表によると、60万人程度を期待しているとか・・・。

そうなのです。その60万人のほとんどがウィーンっ子以外の観光客なのです。特にウィーンはなぜか年末になると毎年イタリア人で埋め尽くされます。地下鉄に乗っても、ケルントナー通りを歩いても目を閉じればここはローマ、もしくはフィレンツェ?と思えるほど。ドイツ語はほとんど聞こえません。イタリア語、そして時々英語、もしくは日本語が聞こえると言う感じ。それにしてもなぜイタリア人がウィーンへ大挙押し寄せるのかは不明です。

第一区以外でも観光地はどこでも同じこと。大晦日にナッシュマルクトに行きましたが、聞こえてくるのはイタリア語、もしくはイタリアンアクセントの強い英語。おそらく店員との会話でしょう。

さて、今日は妻のリクエストに応えてすき焼きをすることにしました。こちらに来て10年以上経過しましたが、ウィーンではまだすき焼きを作ったことはありません。日本に帰ったときにはもちろん食べていますが、こちらでは材料が揃いにくいこともあり、作る機会がありませんでした。最近、妻がすき焼きなべを購入しましたので、ぜひ作ってほしいと頼まれました。

さて困ったことに「すき焼き」は「食べた」ことはあるのですが、「作った」ことはないのです。インターネットでいろいろと検索して、適当なHPを見つけ材料の買出しにナッシュマルクトに行ったというわけです。

オーストリアで唯一の日本食専門店に行って材料をそろえることにしました。

まずは「霜降り牛肉」。豚のばら肉や霜降り牛肉のような薄切りの肉はこちらでは基本的に入手不可能ですので、ナッシュマルクトなどの肉屋で前日に頼んでおく必要があります。今回は日本食料品店での冷凍もので難なくクリアー。しかし、「麩」は、味噌汁に入れるような「きざみ麩」以外店頭においていないのです。日本で「普通の麩」なしのすき焼きは食べたことはなく、違和感がありますがまったくないよりはましなので買い物かごに入れました。

また、すき焼きには欠かすことがないのが「シラタキ」(生まれ育った関西では「糸こんにゃく」と呼んでいますので最初はまったくの別物かなと思ってしまいました)。日本の群馬からの輸入品を迷わず2パック購入(1パック1.9ユーロ)。現在ユーロ高ですので円計算すると結構高価なシラタキになりました。

後は白菜・玉ねぎ・シイタケ・モヤシ・長ネギなどなど。さて問題は牛脂。日本ならスーパーや肉屋に置いていますが、こちらではそのようなものは見たこともありません。ナッシュマルクトの肉屋に行って聞いてみると、「そんなものすべて捨てたよ!」とつれない返事。どうやら今回は牛脂の変わりにサラダ油を使用せざるを得ないようです。次回からは肉を注文する際にこれも頼んでおかないといけないですね。

それとすき焼きに欠かせなのは「焼き豆腐」。こちらで売っている豆腐は台湾人が作っている豆腐ですので、日本の豆腐だと、「木綿豆腐」に近い硬さでしょう。それをいったんフライパンで焦げ目を付けてから、すき焼きに入れようと考えています。

それにしても海外で「すき焼き」をつくるのも一苦労です。妻が日本滞在時にこちらではごく一般的な料理のServiettenknoedel(ザルビエッテンクネーデル:かたくなったパンを団子のようにして練り、フキンで包み茹でる)を作ろうとしたときに、ゼンメル(Semmel:小型の丸いパン)がないと言って大騒ぎしたことを思い出しました。

さてどのような味のすき焼きになるので?しょうか? 楽しみでもあり、少し不安でもあります。

そして、結果報告・・・・・・妻の要望で作ったすき焼きですが、子供たちは普段食べている「水炊き」のほうがおいしそうです。でも妻は大満足。これから頻繁に作らされそうです。

-文中の画像-
画像上右:こちらの縁起物は豚。いたるところで販売されます。
画像上左:どんよりとした曇り空とステファン寺院(ウィーンの象徴ともいえるゴシック様式の大聖堂)
画像中右:ステファン広場。ほとんどの人が観光客なのでしょう・・・・・・
画像中左:準備のために車の出入りが忙しそうです(大晦日午前10時半に撮影)
画像下右:ある屋台の裏。開店まで相当時間がかかりそうです。
画像下左:ここにもいろいろな大きさの縁起物の豚が・・・・・・
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画像左、中、右:どの屋台も開店準備で忙しそうです。


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