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4月6、7、8、9日に、イースターがありました。日本ではあまり馴染みがないものかもしれません。イースターといえば、たまご。新しい誕生という意味でたまごが使われるようです。チェコ語では、イースターは「Velikonoce」(ベリコノッツェ)と言います。イエス・キリストが死後3日目によみがえった、「復活」を祝う日のことです。
イースターのお祝いの仕方は、国によって違いますね。私がニュージーランドで体験したイースターでは、イースターの日、両親がたまごやウサギの形のチョコレートを家中のどこかに隠しておいて、子供達がそのチョコレートを探し回るというものでした。
でも、チェコのイースターは違います。ビシビシとちょっと痛いんです。へ?痛い?そうです。痛いんです! 女の子は、痛い思いをして健康を得られるのです。いったいどんなイースターなのかというと・・・・。
まず、男の子は、イースターの時期になると、森へ探しにまわります。何を探すのかというと、ヤナギの枝です。このヤナギの枝を編み、編んだ先のところにリボンなどをつけます。このヤナギの枝で作った棒「ポムラースカ」で、イースターの月曜日の朝、男の子が女の子のおしりをたたきます。ビシビシ!と・・。これが結構痛いんです(><)
男の子は、おしりを叩きながら歌を歌います(歌というか詩というか・・)。そして、叩いてくれたお礼(?)に女の子は、男の子にたまごをあげます。このたまごは、カラフルに色をつけたものや、たまねぎの皮と一緒に煮て茶色く色をつけたものや、シールを貼ったものなど、いろいろ・・。お店などでは、色とりどりのたまごが売られています。女の子があげるのは、たまごですが、今はたまごの形のチョコレートやウサギの形のチョコレートをあげています。
男の子は、町中をまわり、家々のドアを叩き、女の子のおしりを叩いて回り、チョコレートをもらっています。基本的には、男の子がおしりを叩くことになっていますが、女の子達も男の子と一緒になって、家々を回り、チョコレートをおねだりしています(^^;)
このポムラースカという名前の棒は、地方によって違う名前で呼ばれています。ホドヴァツカ、マルスコット、タタル、メトラ、などなど他にもいろいろな名前があるそうです。この棒で女の子のおしりを叩くと、女の子は、「健康でいられる」、「働き者になる」、「明るく元気になる」、「ヤナギの木が若いパワーを与えてくれる」、「結婚した後、女の人が隣近所の悪口やうわさばなしをしないように」、「雌牛がいい子牛を生むように」、「春になって木々が目をさますように」、「木々が良い実をつけるように」など、いろいろな意味が込められているそうです。女の子のほかにも、牝牛のおしりも叩くそうです。
そして、このおしりを叩く行為は、月曜日の午前中まで有効です。正午を過ぎて、男の子がおしりを叩きに来たら、女の子は、男の子にお水をかけてやるそうです。今年、主人のいとこ達が12時14分に私のおしりを叩きにきたので、水をかけてやりました(笑)
チェコのイースターでは「Velikonocni nadivka」(ベリコノチュニー・ナディフカ)というミートローフのようなものを食べます。中には、「イラクサ(葉に少しとげがある食用の草)」が入っているのが特徴です。この食べ物は、家庭によって違い、ミートローフのようなものに、イラクサを入れたり、パンを焼いてその中にイラクサを入れたり、とにかく、「イラクサ」を入れることが、重要なのだそうです。 それから、Mazanec(マザネッツ)という丸い大きなパンを焼いて食べます。
国によっていろいろお祝いの仕方が違うのは、とても興味深いものですが、やはり、このヤナギの枝でおしりを叩かれるというのは、女の子の私としては、なんか納得いかないわねえ。痛い思いをして、なんでご褒美にチョコレート(たまご)をあげなきゃなんないのぉ?!ってね・・。本当に、寝起きの無防備なところをビシビシと・・・近しい人だと手加減しないからなあ・・。(^^;)
追記:イースターは、毎年、日が違います。今年は、4月6日(金)、7日(土)、8日(日)、9日(月)でした。おばあちゃんによれば、イースターの金曜日に雨が降るとその一年は湿り気のある一年で、晴れていれば一年中天気が良いのだとか。今年のイースターの金曜日は、天気が良かったので、天気がいいというか、雨の降らない乾いた一年になるのだそうです。
画像説明
画像上段右:木につるされたカラフルなたまご。
画像上段左:ポムラースカというヤナギの枝で作った棒。この棒で女の子のおしりを叩く。
画像中段右上:駅前の店でポムラースカを買う人。町のいたるところで、ポムラースカが売られている。
画像中段左上:イースターに売られるウサギのチョコレート。お店には、ウサギや羊やたまごの置物やチョコレートなどが並ぶ。
画像中段右下:MAZANEC(マザネッツ)というイースターに食べる丸いパン。ほんのり甘く、葡萄パンのようなもの。
画像中段左下:お店が並ぶヴァーツラフ広場。
画像下段右上:花屋さんに並べられた、イースターの飾り付けがされたかご。とってもかわいい。
画像下段左:お店に並ぶカラフルなたまご。
画像下段右下:工事現場。建物の上に何かが見えた。よ〜〜〜く見ると、クレーン車のとなりにイースターの飾り付けがしてある木が立っている。 |