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妊娠したら、まずお医者さん選びが始まる。当時、私はチェコ語がほとんど分からなかったので、英語の話せる医者のいる病院に行きたいと思い、プラハ9区のブロフカというとこの総合病院へ行ったが、「まずは町医者に見てもらってから来なさい」と門前払い。しかたなく英語の話せる町医者をさがすが、プライベートのところばかり。プライベートは高いから、しかたなく家から徒歩5分の産婦人科に行くことにした。ドイツ語なら話せるけど・・という先生に見てもらうことにした。といっても、私はドイツ語が分からないので旦那に通訳してもらいながらの検診。チェコでは、ドイツ語かロシア語は話せる町医者が多いが、やはり英語を話せる町医者はまだまだ少ない。総合病院など、大きな病院では若い医者は、ほとんど英語を話せるが。
私は臨月までこの町医者でみてもらい、臨月になってようやく、分娩のできる大きな病院(ブロフカ)で検査をうけた。チェコの病院でびっくりするのって、看護婦さんがなぜか、みんな細くてスタイルがよく、超ミニスカをはいてること。風邪引かないのかなあなんて余計な心配をしたりして。チェコでの出産費、入院費は、すべて保険が利く。妊娠中の検査費用にもお金はかからないが、超音波写真を撮ってもらう時、夫が立会いをする場合には、実費である。病院によっても違うが、超音波写真は50コロナ、立会いには700コロナかかった。
臨月のときに分娩する病院を自分達で決めるのだが、私達は近いほうがいいと、ブロフカでの分娩を希望してた。門前払いを受けた病院ではあるが、なにより近いとこがいいと思ったのだ。ところが、ちょうど予定日の頃、この病院の分娩室が改装される事になった。改装後に生みたいなあと思っていたが、陣痛は改装中にきてしまった。ここで救急(155)に電話をしてみた。ほかの病院を紹介してもらうだけで自分達の車で行こうと思っていたけど、救急車が来てくれるというので、来てもらうことにした。
救急車の中からは、本当にお医者様?と思うほどの腕っ節のいい男が2人おりてきた。救急車に乗ったはいいけど、そんなに急ぎじゃないのに、救急車は飛ばす飛ばす。サイレンだってならしちゃう。しかもシートベルトなんかしてないし座席の近くにはつかまるところもなく、私は必死だった。お腹の痛みより救急車に乗っていることのほうが恐怖だったのだ。こんなに飛ばしてきたのに、病院に着いたら「まだ子宮が開いてないから家に帰りなさい」だって・・。おいおい。来たばかりなのでとりあえずその辺を散歩したが陣痛間隔は2分くらい。痛いよお。
ブロフカの病院は改装中だったのでポドリー(プラハ4区)の病院で分娩することに。分娩室は個室でシャワーがついていて、結構快適かなと思ったが、分娩台が高いので乗りづらく、いきむ時に手をつかむところがなくて、夫の腕が捕まり棒になっていた。出産後2時間ほど分娩室で休み、そのあと病室へつれていかれる。病室は、個室、2人部屋、3人部屋、4人部屋など、様々。私は2人部屋に入ることに。ベットのほかに沐浴用のバス、オムツ替えの台があった。母子とも何も問題がなければ、24時間子供は母親の近くの新生児用のベットの中にいられる。そして、問題がなければ4日か5日で退院できる。私の場合は、息子に黄疸がでたことと私の原因のわからない熱のおかげで2週間も入院することに。もちろん、入院が2週間だろうが1ヶ月だろうが入院費はただ!!。
新生児は、おくるみにくるまれ、なんだか窮屈そうにもみえるが、意外とこのおくるみは、抱きやすいし、新生児もお腹の中でくるまれているように感じるらしく、すやすやと眠っている。なんだかお地蔵さんのようである。手を合わせておがんでしまいそうになる。
病院での食事は、とても質素。朝はパンにバター。カフェイン抜きのコーヒーか紅茶。昼は、栄養がなさそうなスープとじゃがいもなど。お世辞にも美味しいとはいえない。「こんなんで、おっぱいを出せだせ!と言われても出ませんって」って感じです。でも、保険が利いてすべてただですし、医者の給料はそんなに高くないですから、仕方ないですね。チェコで出産予定の方へ。とにかく食事が質素ですので、出産前に差し入れを持ってきてくれる友達を探してね。
※ 1コルナ=5円前後(ワールドバザール21事務局)
画像上:おくるみに包まれスヤスヤ眠る生後1日目の新生児
画像中:おくるみの中でさらに布に巻かれる新生児。まるでお地蔵さん。
画像下:町の病院(POLIKLINIKA)。この中に産婦人科がある。
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