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日本においては七五三、成人式に晴れ着を着るのは女の子で、男の子と比較して親の負担は大きくなるのが一般的です。パラグアイにおいても同じようで、社交デビューとなる15歳の誕生日パーティーは特別の意味を持ち、親も力を入れます。この儀式を経て一人前の女性としての扱いになるという訳で、結婚式と同程度のパーティーを行う事も稀ではありません。
親もこの日の為に貯金をするなど一年前くらいから準備をするのが普通です。会場は多くの場合には自宅、もしくは所属しているクラブを利用するケースが多いのですが、最近はレストラン、ホテルなどでも行うようになっています。招待客は十数人という小規模なものから数百人規模のものまで様々です。今まで出席した中で一番規模が大きかったのは、何と招待客2千人というものでした。
誕生会の進行ですが、一番オーソドックスなケースでは15歳の誕生日を迎えた娘は白いドレス白い手袋に身を包み招待客を迎えます。知り合いの場合、ついこの前まで少女と思っていた娘が見違える程大人びて見えるのは不思議なものです。
招待客は親戚・両親の友人知人、そして本人の同級生など友人達です。誕生日ですから皆さん誕生日プレゼントを持って来ます。ご本人がにこやかに入口で招待者を迎え、プレゼントを受け取ります。
招待客が着席しますと結婚式と同様にワルツが流れます。定番はヨハンシュトラウス二世作曲のウインナワルツ「美しき青きドナウ」です。パートナーは結婚式では新郎ですが、この誕生日ではお父さんが務めます。大体の場合相手は自分の娘ですから恥ずかしそうに照れくさそうに踊りますが、でもとても幸せそうです。友人・知人などが交代で相手をして輪が広がって行くのは結婚式と同じです。
ワルツが終わり食事をし、そしてケーキカット。勿論バースディーケーキですが、これも多くの場合にはウェディングケーキのように大きなものが用意されます。最近は、食事は一般の招待者には通常のしっかりとした食事が振る舞われ、本人の友人にはピザやハンバーガーなどの軽食というのが多くなっています。
ご本人はドレスアップをし、化粧をしているので大人びて見えますが、同年代の友人達、特に男子はまだ幼い印象です。この位の世代ですと女性の方がずっとしっかりしているようですね。
15歳と言いますと日本では高校受験の年齢で、勉強漬けの毎日を過ごしている学生が多いと思いますが、当地では女の子の誕生会がある度にパーティーに参加して夜更かしをしているという訳です。このようなパーティーを通じて社交を学び、異性とのエレガントな付き合い方を学ぶという訳です。
どちらが良いのか分かりませんが、日本においても勉強ばかりでは無くこのくらいの時期にもう少し大人になる為の心構え、社交性そして異性との接し方について教えて行くべきなのかも知れませんね。
さて、食事も終わり一段落しますと多くの場合には若者向きのダンスタイムになります、時間は午前零時を回っているのが一般的です。ミラーボールが用意されている場合もあり、ロックのリズムで踊るというのが定番です。夜を徹して楽しむようで、朝食を用意しているケースもありました。
ただ、お金もかかり、どちらかと言いますと親がやりたくてやっている15歳のお祝い、最近ではこれを省略してこの費用で旅行に行くというケースも増えています。しかしながら、まだ多くの家庭では一生の通過点の大事なイベントとして捉え、娘の晴れ舞台を楽しみにしているように見えます。
画像上右:本日の主役、15歳の誕生日をむかえたお嬢さん
画像上左:お父さんとツーショット
画像中右:記念写真の撮影
画像中左:お父さんとワルツを踊る
画像下右:友人達とバースディーケーキを囲んで
画像下左:誕生日の会場の様子
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