|
パラグアイ・アスンシオンで最近大人気の新商売が、「誕生会パーティー屋」です。パラグアイでは子供の誕生日には自宅に多くの親戚・友人を招待してパーティーを行う事が多いのです。招待されるのは子供達だけではなく親達、場合によってはおじいさん、おばあさんまで居ますので大変な人数となります。
ただ、最近は次第に生活が忙しくなり規模も肥大化する傾向にあり、また準備・後片付けが面倒という理由で、自宅で行うのは敬遠されるようになって来ており、少々費用が嵩んでも次第に外で行う事が多くなっています。
以前は、レストランで普通に食事を取りながら最後にケーキで参加者が祝うというものでしたが、最近では子供の誕生会を専門に行うパーティー屋が出現しています。新築の建物で開業する、倉庫を改装して再利用を図る、人気が落ちているボーリング場が参入するケースもあります。
また、これに対抗してマクドナルドなどのファーストフード店、ショッピングセンターも「誕生会・ビジネス」に取り組み、競争が激しくなって来ています。外観がお伽の国のお城のようなもの、キャラクターで人気を集めるところ、設備やアトラクションにもその特徴を生かすなど、それぞれが工夫し年々レベルが向上して来ています。
大規模な誕生会になりますとプレゼントの数・量も半端なものではありません。大きなパーティーですと入り口に巨大な箱が用意され、招待者のプレゼントを入れて行き、これがみるみる一杯になります。プレゼントの種類にそれほどのバリエーションがある訳ではないので、例えば男の子の場合ですとサッカーボールが何個も、という事になります。子供用のスポーツ用品・玩具などの他、衣類も人気のアイテムです。
さて、誕生会の内容ですが、通常の場合には最初にピエロのステージがあります。お馴染みの扮装で登場し、小道具を使っての手品、子供達のゲームなどを行ないます。プロの人で慣れているので、手際が良いですね。子供達ばかりでなく大人も感心するほどです。
次はメインエベントのケーキカットです。日本でも歌う「ハピーバースディー・トゥーユー♪」をスペイン語で歌います。ケーキの周りにはキャラメルや飴、チョコレート等が並べられ、歌が終わり主役の子供が蝋燭を吹き消すのを合図として取り合いが行なわれます。相当の量が並べられているので全く手に出来ないという事は無く、子供達は年齢に応じた量を手にする結果となります。
次に登場するのは風船割りです。会場には巨大な風船がぶら下がっており、子供が下に集まると針で刺し割ります。お菓子が中に入っており、周囲に飛び散りそれを子供達が拾うというものです。この2回のお菓子争奪戦で子供達は相当の菓子を手にするのです。
さて、大人達はと言いますと室内はゆったりとくつろげるようになっており、席に座り、用意されたピザ、ハンバーガー、ケーキなどをつまみながら過します。誕生会の時にはご馳走ではなく、このような軽食が一般的のようです。飲み物は清涼飲料水です。個人的には渋いお茶とせんべいと思うのですが、妥協を許さない程に甘いもののオンパレードです。この為、日本人の中には巻き寿司などを用意する場合もあります。
お腹も一杯になりますとアトラクションで遊ぶこととなります。大きな滑り台、ゲーム機器等が用意されており、子供達は時間の許す限りここで楽しむという訳です。
そして、最後の楽しみはお土産です。主役の親が招待した子供達に配るもので、男女別に用意します。これを受け取り、せしめた大量のお菓子を持って帰宅するという訳で、子供達にとっては充実した楽しい一日を過ごせるという訳です。
画像上右:お城のような外観のパーティー屋
画像上左:「入り口に巨大な箱が用意されている。この箱に招待者のプレゼントを入れていくのだが、みるみる一杯になる。
画像中:通常の誕生会では、最初にピエロのステージがある。
画像下左上:ピエロの演技を見つめる子供達。
画像下右上:ケーキの周囲にはお菓子がぎっしり。主役の子供達が蝋燭を吹き消すのを合図に、お菓子の争奪戦が行なわれる。
画像下左下:お菓子が入った風船。子供達が集まったところで風船を割れば、飛び散ったお菓子の争奪戦がはじまる。
画像下右下:遊具。子供達は時間の許す限りここで楽しむ。 |