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日系二世を中心として活動をしているパラグアイ・セントロ日系は本拠を首都アスンシオンから30キロの郊外にあるイタグア市に構えています。広大な敷地を所有しクラブ施設として利用されており、宿泊施設やキッチン等の他、プール、多目的体育館、照明付きのテニスコート、ゲートボール場、パークゴルフ場、ゴルフ練習場などの各種設備があり、週末などに会員が利用しています。また、会員だけではなく、周辺地域の人達の為になる活動を模索し、今までも道路の整備事業などを行う等、地域に貢献し、地元のイタグア市からも高い評価を得ています。
1987年に設立されたセントロ日系は今年で20周年を迎える事もあり、地域診療の中心となる医療センター建設を目指し、在パラグアイ共和国日本国大使館並びに国際協力機構の協力を得て、セントロ日系本部の正門横に地域診療所を開設する運びとなりました。元々ここには土地を購入して最初に建てられたキッチン、トイレ、更衣所等がありましたが、10年前に現在の本館が建設された後は余り利用されておらず、余計な支出を抑制する意味もあり、今回はこの既設の建物を活用する形でプロジェクトが進みました。そして2007年9月22日にセントロ日系創立20周年記念として、イタグア地域診療所の開所式がイタグア市に在るセントロ日系本部にて開催されました。ちなみに、1997年、10周年の際には本館が落成、記念式典が開催されています。
昨年の時点では20周年の記念事業として有力視されていたのが、セントロ日系の前の道「日本大通り(アヴェニーダ・ハポン)」のアスファルト舗装でした。昨年にはセントロ日系で日系移住70周年記念式典が開催され、それに併せてアクセスの改良を行なうという意図でした。しかしながら数年前に同じように日本国大使館の支援で舗装改良工事が行なわれた経緯があり、同じような工事という事で今回は見送りとなり、改めて周辺地域の住民にとって何が一番必要なのか再度検討を行い、結論として今回の地域診療所になりました。
医師は当初は日系の医師が交代で勤務する事も検討されましたが、アスンシオンから1時間かかる事、日系専門医師の数が少ない事等の理由で主に地元に住んでいる医師が中心となり、医療サービスに当たる事になっています。診療室は3室あり、一般の内科の他に「眼科」と「歯科」があるのが特徴です。一般の病気の他に目を患う事があってもなかなか適切な治療を受ける事が出来ない人が多く、歯科に関しても同様で身近に治療施設が無いので放置している人が多いのが現状です。今回最新設備を有する診療所開設でこの地域の健康改善に大きく貢献するものと期待されています。
9月22日(土)17時より開所式典が開催されました。診療所の横にテントを用意してセントロ日系の会員メンバーの他、日本国大使館、国際協力機構、イタグア市の関係者等が多数出席しました。両国国歌斉唱の後、セントロ日系会長の川田忠さんが力強くセントロ日系の理念と診療所の意義を宣言、続いて市長、大使が挨拶に立ち新しい施設の開所を祝し、記念プレートの序幕、そして施設のテープカットと進み、参加者全員で施設内部を見て廻りました。
真新しい設備を有したこの施設が今後はセントロ日系周辺地域の医療の向上に繋がるものと地域の皆さんから期待されています。テープカットがされて、中の様子が紹介されました。内部も綺麗に仕上がりスッキリとした気持ちが良い内装になっています。
-文中の画像-
画像右上:メインストリート
画像左上:チューダー朝の店
画像中:英国風パブ
画像左下:チョコレート専門店
画像右下:百周年記念の時計塔
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□イタグア地域診療所の外観と内部
  
  
画像上左:地域診療所の外観
画像上中:受付・待合室
画像上右:歯科治療室
画像下左:眼科診療室
画像下中:内科診察室
画像下右:夕暮れの診療所
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