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パラグアイでの隠れた名物としてお勧めなのが「アイスクリーム」です。農業と牧畜の国であるパラグアイには基本的な材料となる牛乳も砂糖も卵も自国で大量に生産しています。材料を贅沢に使えば確かに良いものが出来ますね、美味しいのも当然なのかも知れません。
さて、当地でアイスクリームをと専門店に行きますと日本とはかなり様子が異なります、まず目に付くのは男性が多い事です。日本で洒落たアイスクリーム屋は何となく乙女チックで中年の男性が居ますと何となく恥ずかしそうで場違いな印象がありますが、当地では中年男性も堂々と食べています。美味しいものに年齢性別は関係ありませんので、こちらの光景が自然の姿なのでしょう。
注文をするレジには丸いカップの見本が並んでいます。大きさにより値段が異なるというわけです。それほどは大きくないのですが盛り方が日本とは異なり、思い切り大盛りに積み上げます。また数種類のアイスクリームを仕切り無しで詰め込みます。
この日は12,500グアラニ(約300円)のカップを注文、選べるのは4種類で「パイン」「クリーム」「ミント」「チョコレート」を注文しました。白、黄色、緑、茶色が混ざり合いながら塔のようになったアイスクリームを渡されました。ぎゅうぎゅうに詰め込んでいますので境界などはなく幾つかの味が一緒に口に入って来ます。
アイスクリームの種類は色々とありますが、定番のバニラ、チョコレートの他、パラグアイの人が好むのは薄い茶色をした「ドゥルセ・デ・レチェ」なるものです。ドゥルセは甘いもの、レチェはミルクの意味で、そのまま訳しますと「甘いミルク」となります。「ドゥルセ・デ・レチェ」は要するに牛乳に砂糖を 入れながら煮詰めたもので、味はキャラメルを強烈に甘くしたような感じで、パラグアイの人はこれをスプーンですくい、そのまま食べるのです。口に入れた瞬間、痺れるほどの強い甘さが脳天に突き刺さります。アイスクリームであってもこの強烈な甘さは同様で、よくあのようなものを口に出来るものと感心します。
また最近人気なのは「パッション・フルーツ」です。パッション・フルーツはこの辺りが原産地で当地では「ムルクジャ」と呼ばれており、以前からどこにでもあるもので花が綺麗なので観賞用として人気があり、余り食用とは考えられていなかったのですが、10年くらい前にその美味しさがブームとなりました。そのままでは酸味が強いので加工してお菓子やアイスクリームに盛んに使われるようになりました。
 幾つか有名なアイスクリーム店があります。また最近はチェーン展開するお店も出て来ており、市内各所にアイスクリーム店がひしめく状況となっています。その中で比較的新しく高級感で売っているのが「フレッド」です。本店はブエノスアイレス(アルゼンチンの首都)に在るようで、アスンシオンのお店はその支店のようです。場所は新しい小型のショッピング「カリメリタス・センター」の正面入口です。
昨年、開店当時は何時も人で一杯でしたが、今はかなり落ち着き何時でも空いています。若干他の店よりも高いので数回来て慣れると他に行ってしまうのでしょう。小奇麗で気持ちの良いこのお店、コーヒーもなかなか美味しく、ゆったりとした時間を過ごす事が出来るお勧めスポットです。また米国の人気アイスクリーム「ハーゲン・ダッツ」を独占販売する店もあり、ますます競争が激化しています。
パラグアイに来られた際には少々甘めですが是非ともパラグアイ名物のアイスクリームを試していただきたいものですね。
画像説明文
画像右上:アイスクリーム店「チャンテリ」
画像左上・右中:アイスクリーム店「フレッド本店」
画像左中:ショッピングモールの中にあるフレッド支店
画像左下:「シュガー」のてんこ盛りアイスクリーム
画像右下:「フレッド」のアイスクリーム
右の画像:カップの大きさと値段。上段左より、9,000グアラニ/11,000グアラニ、15,000グアラニ/10,000グアラニ/14,000グアラニ、15,000グアラニ/16,5000グアラニ、そして最下段左より22,500グアラニ/45,000グアラニ(1円=約40グアラニ)。
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