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南米の中央に位置する内陸国でアルゼンチン、ブラジル、ボリビアに囲まれています。国土の広さは40万平米と日本よりも少し大きい程度、南米の中ではサイズが小さい方です。人口は約600万人、白人とインディオの混血が大半を占め、中国人、韓国人そして日本人も多く住んでいます。最近ではアラブ系やインド系も増えて来ています。その中で日本人・日系人は約6千人で、農業そして商業更には医師など専門職としてパラグアイ社会の一翼を担っています。ただ、最近は多くの若者が日本などに出稼ぎに出ており減少傾向にあるのは気になるところです。
首都はアスンシオン、パラグアイの政治経済の中心となっています。また、この地域では最初に開かれた都市で、ブエノスアイレス(アルゼンチン)、サンタクルス(ボリビア)などはアスンシオンから都市開発に行った歴史があり、「母なる都市」と呼ばれています。
また、パラグアイは「南米のパラダイス」とか「ユートピア」(トーマス・モアのユートピア思想の原点であるとも言われている)と称されることもある程の豊かな土地です。どこまでも果てし無く緑の大地が広がり、遥か地平線に沈む夕日を眺める事が出来ます。人々は素朴で人懐こく、また持ち前のラテンの明るさ、陽気さがあります。当地で人情味溢れる人々に接触すると多分ほっと気持ちが和むことでしょう。
南北の違いはありますが緯度は沖縄から台湾に当たり、気候は亜熱帯に属し、夏は40℃近くにまで気温が上昇する時もありますが、6,7月の冬の時期には最低気温が零度近くにまで下がり、雪まで降ることはありませんが、アスンシオンでも氷結することがあります。雨量も比較的多く、年間降水量は日本と同じくらいです。輝く太陽と充分な雨のおかげで一年を通して色々な花が咲き、土地は富み、国土全体が緑に覆われ、アスンシオンは森の中にある田園都市の様相を呈しています。若干の山はありますが土地はおおむね平坦で、国内にはトンネルがありません。
国民の大半は肥沃な東側に住んでいます。東部は穀倉地帯で地平線に至るまで大豆や小麦の畑が広がっています。西側はチャコと呼ばれる荒涼とした平原となっており、ドイツ系を中心に牧場として開発が進み、広大な大地に牛がのんびりと草を食べている、そんな景色がどこまでも続いています。
主食はマンジョカと呼ばれる芋と肉特に牛肉です。牛肉を焼いたり煮込んだりしてマンジョカと共にいただくのが基本です。岩塩だけの味付けで牛肉を炭火でじっくりと料理する「アサード」と呼ばれる焼肉は家族・友人達が集まると欠かすことが出来ないご馳走です。川には魚が多く住み、これを牛乳と煮込んでスープにしたりチュピンと呼ばれる煮込み料理にしたりしていただきます。
果物も豊富でオレンジ等の柑橘類、バナナ、メロン、西瓜、パイナップル、パッションフルーツなどがふんだんにあります。また、飲み物はマテ茶を好んで飲みます。マテ茶に冷水を入れて飲むのがテレレで、暑いパラグアイでは水分補給には欠かせない飲み物です。お酒は主にビールを飲みますが地酒としてはサトウキビから作った蒸留酒である「カーニャ」があります。他の国のものと異なるのはパラグアイではサトウキビの絞り汁から直接造るのは無く、黒蜜にしてそれを蒸留する事です。まろやかさが出てなかなか美味しいものです。
また、サッカーの強豪国としても有名です。今年2006年に開催されますワールドカップにも出場します。フランス大会、日韓大会と予選リーグを突破しており、3大会連続のトーナメント進出、更にはその上を目指しています。一昨年のアテネオリンピックでは惜しくも優勝は逃しましたが、銀メダルを獲得しています。サッカーの熱狂振りは日本の人の想像を遥かに超えるもので、大事な試合ともなりますと仕事は全て止まりテレビの前に釘付けとなります。
観光の名所は多くはありませんが、のどかなノスタルジックな風景を楽しんでいただきたいものです。まだまだ馬車や牛車が現役で活躍しています。特に有名なのは薪で走る蒸気機関車で観光用として今でも現役で動いています。また、南部にはイエズス会の遺跡が点在しており、これらはユネスコの世界遺産に指定されています。また北部には手付かずの自然が多く残っているので近年、ドイツなどを中心に欧米からはエコ観光を目的に来る人が増えています。
画像右上:首都アスンシオンと、国の南北を流れるパラグアイ川。
画像左上・右下:土地は富み、国土全体が緑に覆われ、アスンシオンは森の中にある田園都市の様相を呈しています。若干の山はありますが土地はおおむね平坦で、国内にはトンネルがありません。
画像左下:トリニダー遺跡の教会。南部の都市エンカルナシオンからエステ方面に向かうバスに乗り、1時間くらいで行くことが出来ます。世界遺産に指定されており、ここを訪問する目的でパラグアイに来る方もいるそうです。
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