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都内タクシーも禁煙になり愛煙家には厳しい時代がやってきた、と最近日本で言われるようになりました。ヨーロッパ各国でも次々に禁煙・分煙対策が進みその影響が話題になっていますが、ルーマニアはそんな中で遅れをとっています。店内全面禁煙という店を探すのは困難で、それは禁煙という「カルチャー」がルーマニアではなかなか認知されていなかったから、妊婦の喫煙率がルーマニアで高いことも去年(2007年)ニュースになっていました。
禁煙が定着した国では「タバコと肥満はインテリではない」とも言うらしいのですが、ここではインテリのイメージがある外資系企業、金融業などの方が、社内会議室や部屋でもいつも煙がぷかぷか・・・ 。新しいショッピングモールには必ず高級葉巻の店舗が目立ち、ちょっと高級なバーでもシガールームが一番の売りと聞きます。あるレストランでは料理をしながらくわえタバコをしているシェフを発見! 歩きタバコが危険という考えもありませんし、もっと危険なのは混雑するディスコやクラブ内でもタバコを吸いながら密接して踊っている人が多いこと! 思わず火傷をしそうなこともあり怖い思いもしました。
それだけタバコを吸う人が多いのですが、タバコの価格はほとんどが海外ブランドであるためルーマニア人の生活水準からして決して安いわけではありません。現在1箱約5〜6Leiが主流(約1.5〜1.8ユーロ)、平均月収が100〜300ユーロの人も多い中、タバコ代を節約すればもっと良い生活ができるのにと思うのですが、周りのEU諸国では1箱3〜6ユーロすることもあること比べると、他のものはEU価格でルーマニア市場に入ってくる中、お得感があるタバコには手を出しやすくなってしまうのかもしれません。
タバコメーカーもそんな市場を狙って進出してきているようで、増える広告の中でもタバコ広告は目立ちます。ただ街中の灰皿スタンドが少なく、また吸殻のゴミ問題もありますからタバコ会社はこうしたこともきちんと考えていくべきでしょう。
ところで、共産主義時代でモノがなかった時代には、外国製のタバコが一番喜ばれるお礼として、また賄賂として使われていた、というのは本当の話です。昨年、カンヌ映画祭で最高賞(パルムドール)受賞のルーマニア映画『4ヶ月、3週と2日』が現在日本各地でも上映されています。自由が制限された共産主義時代に闇の中絶を決断・選択する大学生を描いた作品ですが、その中でもそんなタバコの役割や、女性のスモーカー率が高いことなど分かります。
…と「禁煙ブーム」とは程遠いルーマニアにおいて、今年(2008年)に入り禁煙を促すべくある団体の活動を発見しました! 路上のブースで息を測定しニコチン度をチェック、ニコチン依存症のスモーカーには必要に応じて電話相談も受け付けるというものでした。
ルーマニアもついに!と嬉しくなったところ、結果集計リストを見せてもらうとニコチン度全く問題無しの人ばかり。実際チェックを行った人のほとんどは対象にしたい愛煙家ではなかったということです(笑)。やはりタバコの影響や害についての知識の普及はまだまだこれからのよう。昨年EUに加盟したルーマニアのこれからの課題のひとつでしょう。
画像上右:愛煙家代表の友人(笑)
画像上左:タバコの害は箱には書いてある “Fumatori mor mai tineri ”(Smokers die much younger.)
画像下右:公共の場でも喫煙率は高い。携帯灰皿なんてもちろんまだ見かけない。
画像下左:ニコチン度測定し、「Pentru o viata fara tutun (タバコのない人生)」を提案する団体
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