■ごみ事情:これから頑張れる? もう、完璧!? 2007.10.2 update

モノがどんどん増えるにつれ、同じように増えるのがごみです。過剰包装や無駄遣いで非難される日本ですが、最近は家庭ごみも有料化されたり、エコバッグで買物をしたり、My箸袋として箸を持参するとなど、少しずつ変わっているように思います。

対してルーマニアのごみ事情、こちらはまだまだ野放しです。各家庭、例えば共同住宅の階段や区域ごとに指定のごみ箱があるのですが、指定というのも名ばかり! 溢れたごみ箱を見れば、お隣なら・ご近所ならどこでも大丈夫なので、ぽい! ごみ箱の周りに置いておけばまだ良い方で、街中どこでもお構いなくごみ箱にしてしまう例が至るところにあります。凸凹道の穴などはまさにうってつけで、大きな穴でもごみできれいに埋まって落ちる心配もなしというほどのたっぷりのごみ。道路工事をする前にまずごみ業者に清掃をしてもらうことが最初の工程、というのも納得してしまうでしょう。

またごみ業者を含め「ごみの分別」ということを人々は知らないのではないでしょうか。一般家庭利用のごみ箱では、可燃・不燃・プラスチック他全て一緒に投げ込まれ、危ないことに割れたガラスや電池も一緒に捨てられています。最近、駅などでは分別ごみ箱が設置されているのですが、集める業者がひとつのごみ袋に回収しているのですから、分別の意味はありません(苦笑)

その有効利用されていない分別ごみ箱と同じく、EU加盟のために(2007年1月EU加盟)環境対策として設置されたごみ箱も同じ場所に数だけ置いてみたり、使いにくい設置だったり、市や行政機関は見直す点が山積みです。ごみ出し・回収に問題があるのですから、当然というべきか、ごみからのリサイクルはうまくいくはずはありません。リサイクルに企業レベルで取り組むというのはルーマニアでまだまだ先のことでしょう。

…と、街を見ていると悲観的になってしまうのですが、なかなか頑張っていると評価できるところもあります。例えば「ごみを出さない」という意識よりも、恐らく「捨てるのは/買うのは、もったいない」という節約精神からきているのかもしれせんが、ものを本当に大切に使う人がルーマニアにはとても多いです。洋服から家具から、古くなっても手入れして大事にずっと使っている人たちに、修理する方が高くつくという日本の電化製品の話をすると驚かれます。

リサイクルも家庭レベルでは完璧かもしれません! ベランダにある花や植物のプランターのほとんどがヨーグルト・カップであったり(実はこれを植物園で見たこともあり、驚きましたが・笑)、またペットボトルは自家製ワイン入れに、保存食用にも最適! ルーマニアの家庭で作る蒸留酒(ツイカ)を頂くと、ほとんどが小さなペットボトルに入れられ、またその市場などでも使用済みボトルでの販売も一般化しているため、正規の販売ではどんな瓶だったか思い出せないほどです。

日本では、日ごろ意識せずに使い捨てている人が多いと思うペットボトルですが、買うとなるとかなり高いそうですよ。さらに、ここまでリサイクル?というほど、ビニール袋を洗って干して何度も使ったり。粗大ごみのような目立つものや電気製品なら、ほぼごみ箱から“誰か”が持っていく(くれる?)ことが多いようです・笑

1人ひとりの何かしらのごみ問題につながる意識はどこかにありそうです。ごみ箱設置や形に見える政策も必要かもしれませんが、環境に関する教育面や、身近に訴える何かでごみ問題を意識させること、今のルーマニアの課題かもしれません。

画像上右:ブカレスト・北駅にある分別ごみ箱。上の灰皿の灰も、何もかもすべて一緒に回収していた!
画像上左:各マンション(ブロック)前に配置されているごみ箱。いつも溢れている。
画像下左:このようにマンション(ブロック)階ごとにごみ部屋があるところも多い。もちろん分別なしで何でも投げ入れ! 苦笑
画像下右:ペットボトルに保存するサルマーレ用ぶどうの葉。ペットボトルでしっかり密閉し、1年はもちます。


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