■ルーマニアで、男性が女性に優しいわけ 2007.4.3 update

前回(3月)はルーマニアで女性にとってプレゼント攻撃で嬉しい時期だとご紹介しました。「女の子」ではなく「“女性”全般」に特別な日があり年齢問わず男性がこぞって優しくしてくれるのです。そんなとき「つくづく女性で良かったな〜」と思うのですが、実はそう思うのはこのときだけではありません。もちろん3月は特別ではありますが、ルーマニアにいると「いつも」男性が女性に優しくしてくれるのです。そう、ルーマニアは女性にとっては本当に良い国、万歳!

ではなぜルーマニアで男性は女性に優しいか? 今月はその理由を考えてみます。まずはお国柄。もともとルーマニアはラテンの国です。それゆえ女性をとても大切にする、褒めたたえる、レディーファーストの習慣が身についていると言えます。女性をエスコートする際、必ずドアを開けてくれる、椅子をひいてくれる、コートをはおらせてくれる、というのは年頃の男性なら誰でもできる当然のマナー。そして女性がうっとりするようなロマンチックな部分も持ち合わせているようです。ルーマニア人から一番知りたい日本語でよく聞かれるのが「愛している(Te iubesc)」です。彼女の名前と一緒に書いてほしいと頼まれたり、愛を綴った手紙など、とても情熱的なのです。たとえ小学生の男の子であっても負けません。幼稚園から詩を習い、美しい言葉で相手にささやくことはしっかり実践済みのようです。

そして宗教柄。同じラテンでも、たとえばスペインやイタリアでは聖母マリア像を崇めるところから女性への敬意が生まれているといいます。ルーマニアの宗教は東方正教会(Eastern Orthodox)に属するルーマニア正教会。偶像は禁止しているためマリア像はありませんが、正教会で使われるイコンにはやはりマリアが、キリストの母として親子の像が描かれたイコンもあります。宗教要素が強く根付いているルーマニアですから、聖書にある男性は「弱い器である女性」を支えるというところにも忠実で、女性に優しくしてくれるのでしょう。

そして文化。一般的に、ルーマニアでは女性の方が男性よりも強いのです!! 敬われ、優しくされていたらわがままになってしまい、その結果か、実社会では男性優位が目立つのですが、家庭では女性に権力があるようです。ある時ルーマニアの男性たちに真剣な顔で質問されました。「日本では母親(mama)と父親(tata)はどちらが強いの?」と。「一概には言えないが『亭主関白』という言葉があること、伝統的な家庭な場合は父親が主導権を持つことが多いのではないか。我が家(筆者宅)もそうである」と話したところ、「なんて素晴らしい国なんだ!」と感激されました。

彼らの家庭では圧倒的に母親・妻が強いそうです。日本にも「女房の尻にしかれる」なんていいますけれど、と言うと苦笑いされました。それもそのはず? ルーマニアの女性の強さは並ではないらしく、たとえばジョークが好きなルーマニア人ですが、その多くに強い女性・弱い男性を表すものがあります。新聞のジョークコラムでは、ある家の外から聞こえる夫婦の会話を紹介していました。夫:「俺は家の主人だ!」。妻:「もう一度ベッドの下から出てきて言ってみなさいよ!」なるほど・笑

以上のように色々考えてみると、最後の「女性が強いから」という理由で男性が女性に優しくせざるを得ない、というのが一番感じることが多いかもしれません…。優しくされて素直に喜んでいてはだめ??? 女性らしく、男性が思わず優しくしたくなるようにふるまわねば、そんな風に思ったプレゼントの嵐が落ち着いた4月でした・笑

画像上右:女性へのプレゼント定番は花。24時間営業の花スタンドもある。
画像上左:ルーマニア正教会のイコン・マリア。
画像下右:男性が優しい⇔女性が強い、だから仲が夫婦は仲が良い??
画像下左:ルーマニア女性は美人が多い! だから男性が優しい!? 左から20代、30代、40代の美人たち。


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