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「ルーマニアってどこ?」、この質問がルーマニアに住むのようになり一番聞かれる質問です。最近東欧も注目されるニュースがあるとはいえ、日本のメディアでも ルーマニア首都ブカレストをブダペスト(これはお隣ハンガリーの首都)と間違えたり、有名な“ドラキュラ”も実はルーマニアに関係していると知る人は少ないでしょう。
というわけで、初回のテーマは「ルーマニアとは」。ルーマニアの基礎情報・これでルーマニアのイメージが少し沸くようにルーマニアについてまとめてみます。
東欧というより南欧といわれることもあるルーマニア。バルカン半島の北部に位置し、ドイツから下るドナウ川の下流域にあり、その河口は黒海に続きます。黒海といっても別に黒くはありません。名前の由来は色々あるそうですが、内海であるために水の入れ替わりが少なく、そして水深2,000m以上の場所もあり、そこは光も届かず黒い闇の世界だから黒海と呼ばれたそうです。
国の面積は日本の本州とだいたい同じです。東欧では二番目に広い国土を持っているのですが、人口は約2,200万人、いかにゆったり暮らしているかが分かります。そのゆったりさは人々の性格・生活にも現れています。まだまだ古い伝統の残る地域が多く残されており、ルーマニアの北のウクライナとの国境に接する地域は、ある学者が「生きた博物館」と称しているほど、歴史・習慣・伝統・自然が全て残っています。
地方のみならず、首都ブカレストから少し車を走らせても、あっという間に 広大な大地。日本の北海道のような風景と例える人も多くいます。広く肥沃な大地を持つ農業国なので、春から夏にかけては 本当に色とりどりの野菜や果物が収穫されます。家庭農園を持つ家も多く、季節の旬のお料理は本当に美味しい! 「野菜をおやつに食べる」という生活をルーマニアで初めて体験しました。
ルーマニアのお料理は、味がとても素朴でバラエティーは少ないのですが、イタリアやフランス料理にも似ている味付けもあり、日本人にとても親しみやすいものです。というのも、ロシアそしてドイツやバルカンなどそれぞれの国の料理が融合されて生まれたもので、言ってみればいいとこどりかもしれません。夏のテラスで食べるお肉やシンプルサラダは忘れられない味になるほどです。
そんなカラフルな春から秋に対し、冬は本当に寒くモノトーンの世界になります。ルーマニアの緯度は日本のほぼ北海道と等しいので、長く寒い冬が来るのも納得できます。またロシアからの北風の影響もあるためマイナス30℃になる地域も多く、四季の違いは日本以上に感じます。
でも、寒い冬でもアルコール分の高いツイカ(スモモで作る蒸留酒)を飲み、そして踊る踊る! そう、ルーマニアはラテンの国なのです。そもそもルーマニアという国の名前は 「ROMAnia」ローマ帝国時代に占領されたことが関係しています。だからルーマニアで話されるルーマニア語もラテン語が起源、イタリア語に一番近いのです。
ただ根っから明るいラテン民族とは違います。常に侵略・占領される歴史を繰り返し、そして記憶に新しいと思いますが、長いチャウセスクの共産主義時代をようやく89年の革命と共に終わらせた国。彼らの明るさ、ジョークや笑いを絶やさない文化は、辛い時を紛らわすために培われたそうです。
年中行事があり、街もそれに合わせてデコレーションされ、可愛い小物で賑わうショッピングセンターも増えてきました。2007年か2008年にEU加盟も確実になり、これからどんどん発展していくと思います。発展していきつつも、素朴で美しい心を忘れていないルーマニア。ようやく真に自由に明るいラテンになれるかもしれないルーマニアをこれからレポートしていきたいと思います。
画像右上:果てしなく続く、季節ごとのカラーを見せるルーマニアの大地。
画像左上:ドラキュラの城・ブラン城へ行く時には通る観光地ブラショフ。
画像右下:自然はもちろん、建築としても美しい穴場の観光地はたくさんある。
画像左下:素朴な味のルーマニア料理。夏の野菜の色鮮やかさは目で見ても楽しい。
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