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今までは恐ろしく時間のかかるフェリーの乗り継ぎ、もしくは飛行機だとマニラ経由かチャーターのセスナ機でしか行くことができなかったルソン島南部の街レガスピ。そこにセブ島から週3回の直行便が飛ぶことになったため早速遊びに行って来ました。
空の旅で約一時間。機内では飲み物も食べ物も出ません。降り立った空港には私たちが乗った飛行機以外見当たらず空港も閑散としていました。仕事ではすでに何回か来ていて、いつもはチャーター便でここに降り立ち、すぐに違う街にむかうただの中継地点なのですが、今回はこの街を見てみようということで、知人に頼んで一日観光することにしました。
まずは火山のふもとにあるカグサワ教会跡(址)。マヨン火山とよばれるこの山はどこから見ても形が同じに見えるのだそうです。この火山が爆発した際に溶岩が教会にまで押し寄せ、一瞬にして破壊していったとのこと。今は観光名所になっていて、その周りにはお土産ややレストハウスが立ち並び、ポストカード、キーホルダー、溶岩で作った置物などを売っていました。その周りには城壁もなく、すぐそばの田園でカラバオ(水牛)と働く農夫、川で泳ぐ子供たちなどその爆発のすさまじさなど微塵も感じられないのどかな風景が広がっていました。
その後ホーリーロザリーマウンテンと呼ばれる高台にある聖地へ。ここには十字架に掛けられたイエスキリストの像をはじめ、十字架を担ぐブラックナザレのキリスト、聖人の像がたくさん展示されています。フィリピンは国民のほとんどがカトリック教徒で、どんな小さな村にも立派な教会があるのですが、通常は靴を履いたままの礼拝です。ところがここは日本のお寺のように靴を脱ぎ、帽子やサングラスをはずし入らなければなりません(でも写真撮影はOKなのです。こういうところはフィリピンらしいかも、と思ってしまいました)。
このホーリーロザリーマウンテンの周りにはプラネタリウム(行った時は日曜日で残念ながら休み)やレストハウス、展望台などがあり、気温が涼しいということもあってか家族連れやカップルが思い思いの場所で景色を楽しみながらお弁当を広げているといった光景も見受けられました。そしてなぜか「BONSAI」(日本の盆栽とは似ても似つきませんが)が売られていたり、「KATANA」と書いた日本の侍が使うような刀のレプリカが売られていました。
次に訪れたのは鍾乳洞です。戒厳令時代にはここでダンスパーティが内緒で開かれていて、地元の名士たちが夜な夜な集まっていたこともあったということで、洞窟の中の一部はコンクリートでステージが作られていました。外とは違いひんやりした洞窟の内部を、ランタンを持った地元の少年ガイドが1グループずつ丁寧に案内してくれます。人の顔のように見える鍾乳石をはじめ、恐竜見えるもの、手の形に見えるものなど次々にランタンを照らして教えてくれつつ、足元にも気を使ってくれて10分足らずの見学は無事終了。最後の出口はとてもせまく、ちょっと太目の大人だと出るのにも一苦労といったところです。
レガスピ一日観光を終え、いよいよソルソゴンという街に向かいます。ここは季節限定で野生のジンベイザメと泳ぐことのできる海があります。次回はそのソルソゴンでのジンベイスイムの様子をお届けします。
画像上:マヨン火山と、溶岩で破壊されたカグサワチャーチ跡
画像中:ホーリーロザリーマウンテン。十字架に掛けられたキリストの像、十字架を担ぐブラックナザレのキリスト、聖人の像が展示されている
画像下:鍾乳洞内部の、“人の手”に例えられている鍾乳石
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