■5月はアルゼンチンらしい月 2006.6.20 update

5月25日は「5月革命の日」である(それまで、スペインのラプラタ副王領管轄であったのが、アルゼンチンとして最初の議会が開かれたのが1810年のこの日)。それを記念して、市議会が行われたカビルドの前は5月広場になった。現在のアルゼンチン大統領府、ピンクハウスも目の前で政治と文化の中心地である。

この日を記念して、一日前の5月24日、アルゼンチン中の学校で、伝統を重んじる行事、5月25日記念式典が行われた。アルゼンチンの国旗は水色と白。大人も子供もエスカラベラという円形の国旗カラーの記章、もしくはリボンを胸につけて出かける。特に女の子は皆同色カラーの髪飾りやリボンをつけて出席する。

最初は国旗入場である。この日のために、優等生達の手によって、会場に運ばれる。その後、父兄も子供たちも国家斉唱して、国旗退場。その後、先生から当時の出来事についてのお話がある。うちの娘たちはまだ4歳と5歳であるが、お友達も皆、この日アルゼンチンの革命家たちが結集したところは?の質問に、きちんとカビルド!と誇らしげに答える。

その後は子供たちが主役。国旗や国家にまつわる歌を歌いながら、当時の紳士と淑女に扮して(要はシルクハットと扇ですが)、踊ったり、伝統飲料であるマテ茶の容器を持って踊ったり、楽器にしたりと楽しい会であった。

会が終了して町に出ると、タクシーをはじめとして、国旗を飾った車が例年よりも多いのが目立った。ワールドカップもあるので、ラジオ局が配っていたらしい。もちろん、最近は祝日だからといって、国旗を飾るうちは少ないがそれでもちらほら見られた。

アルゼンチンは歴史が浅い国なので、たまにしか歴史的なことは行われない。また、近年それが、とても薄れていると言われているが、それでも5月25日、そして、次の7月9日の独立記念日はとても重要である。通常、祝日は次の月曜日に移動して長い週末を作るのに、この二日だけはその日が祝日で動くことはない。

-文中の画像-
画像上:式典の看板。1810年5月25日とある。下には、当時のカビルドの写真が貼ってある
画像中:幼稚園から国旗に忠誠、畏敬の念を示すことを教える。ここで出てくる子達は優等生から選ばれる
画像下:誇らしげに、水色と白の髪飾りの女の子たち。胸には記章

画像左:巨大エスカラベラ
画像中:若者も胸に国旗カラーのリボンと、そして国旗カラーのブレス。もっともワールドカップに備えてもある
画像右:タクシーは2本旗をもらっていました

画像左:旗をつけた乗用車など
画像中:住宅街のマンションのベランダにある国旗
画像右:伝統的な郷土料理。この日の夕食はこれで決まり! レンテッハ(レンズ豆)の煮物で、お肉に、辛めの赤チョリッソというソーセージが入っている。これに粉チーズをかけていただく

【短信】今度、「W杯中のアルゼンチン事情」というブログを作りました。W杯開催中の、アルゼンチンの街中のエピソードをお届けします。 (6/11)


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