■パレルモソーホー 2005.12.19 update

ブエノスアイレスで一番素敵な地域だと思いのは、私も住んでいるパレルモ地区だと思うが、そのパレルモ、いろいろ細かく分かれている。パレルモ・チコ(小パレルモ)、パレルモ・ボタニコ(植物園パレルモ)、、、と名前がそれぞれついているし、実はほんの一部であるが、ちょっと治安の良くない場所もあり、それが地下鉄で行くとパレルモという名前の駅であるのだから紛らわしい。。。

その中でも近年発展しているのが、パレルモソーホーである。その前にはやったパレルモハリウッドというハリウッド的なテレビプロダクションとかがある地域の横にあり、ほとんど同じと言えば同じなのだが、ソーホーという名はニューヨークを意識してなのか、おしゃれなレストラン、バー、ブティックなどのいろいろなショップがある。

ここでのレストランは、単においしいものを食べるというよりも、変わったものを食するというイメージ。そして、同じコーヒーを飲む喫茶店も、オーナーの思い思いのデコレーションを楽しんだり、またはアートギャラリーになっているので同時に楽しむことができる。ここでは、アルゼンチン人デザイナーが流行を発信するブティック、新進若手デザイナーの発表の場でもある。だから実は、観光客もパレルモソーホーに行ってわかりにくい道のなか目当ての店を探し出すことができれば上級である。

そして、地元っ子の中では通いの店へ一人で行っても、そこで顔見知りになった人たちやウエイターと話をしたりすることができる。中には業界人どおし、情報交換したり、チャンスをつかんだり、一方でビジネスも生まれれば、いい音楽を聴いたり、さらには一緒にサッカー観戦までしてしまう。

ここで私たちがいつも行くのは、友人がオーナーである、ビエホ・インデセンテ。悪いおじさん、という意味で、昨年、ブエノスアイレスの市長さんが、フォーカスされたところでもある。パレルモのイタリア広場の並木通りを抜けるとピンクのかわいい建物が登場する。ブエノスアイレスの建物の色の中ではピンクはポピュラーなのはコロニアル時代に由来する。当時はペンキというより、牛の血と石灰で牧場の建造物に色を塗ったらしい。

中のデザインははっきり言って複雑である。コーナーごとに、全然イメージの違う場所があるのであるが、不思議に調和しているし、その日の気分により、座る場所をかえれば、まるで別の店に行っているかのようである。この店でのお勧めメニューは、ウオック・デ・ロモ。牛肉と野菜を細切りにして、まるで野菜炒めのよう。さらにしょうゆで味付けされ、ゴマがふってあるのだから、、、一体どこに来たのかと思わされる。もちろん、マスタードソースヒレステーキも捨てがたい。デザートはジンジャーアイス。ショウガが混ぜてあるアイスを食べれば、和風テイストばっちり。実は今、ブエノスアイレスでは、日本語の文字や食材を使うのはおしゃれな証拠なのである。

うちで預かっている留学生も、ここでウエイトレスとして研修中、お客さんとお店の同僚と話せばスペイン語の上達も間違いない! 待遇表現ももちろんである。そして、こんなおしゃれなところでいれば、ブエノスアイレスの最新文化も見につけてしまうであろう。

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画像右上:流行発信地パレルモソーホーで、仲間でよく集まるレストランバー「ビエホ・インデセンテ(VIEJO INDECENTE)」(住所:THAMES Y NICARAGUA)
画像左上:アート&デコレーションのお店
画像右下:この店は喫茶店にブティックが併設されている。
画像左下:かわいい女性ウエイトレスたち。一般的に喫茶店やレストランって普通は男性従業員なのであるが、このおしゃれな地域のお店には女性が多い。彼女たちの後ろにあるスクリーンには、サッカーの試合があれば映し出すし、またポップ音楽コンサートの舞台にもなる。

「ビエホ・インデセンテ(VIEJO INDECENTE)」は古い建物を改造してあり、一つの店なのにいろいろな表情のコーナーがある。その日の気分にあわせて座る場所を変えれば、同じ店でも飽きることはない。もちろん、外の席もある。


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