■アルゼンチンでは子供はとっても大事にされている 2005.6.20 update

アルゼンチンでは子供はとっても大事にされている、と思うだけでなく、うちの旦那にもまず子供を一番に考えろと言う。食べるのも一番にたっぷりと、残すのが当たり前ぐらいについだりするし、お腹を壊すぐらいの大きなアイスクリームも問題ではない。レストランで騒いでも、怒る人などいなく、そして、こっちに迷ってきてましたよー!と親切に連れてきてもらったりする。

その子供がさらにスターになる日が誕生日である。当日はもちろん祝うが、正式にパーティをして祝うのは、誕生日である日の週末が通常である。前に祝うのは不吉であるとして、嫌われる。

家庭によるが、小さいときから盛大に祝うのが普通である。週末に祖父母だけでなく、叔父叔母従姉妹、両親のいとこまで集まって、小さくて20人、平均30から40人ぐらいは、普通のマンションでのパーティに軽く集まる。もしくはパーティサロンを借りてやる。

幼稚園のときの誕生日パーティはなかなか楽しい。クラスメイトに招待状を送り、金曜日、園が終わる時点にはいろいろなアニメのキャラクターが乗ってくる「お楽しみ列車」がお迎えに来て、会場となるプレイルームまで届けたり、土曜日や日曜日の午後にペロテーロというプラスチックボールがベースとなった遊戯の会場で行われたり、だいたいはアニマドールというパーティを盛り上げるお兄さんかお姉さんが中心になって子供たちを楽しませる趣向がある。ゲームをしたり、遊具で遊ばせたり、マジシャンや人形劇、顔ペイント、主役の女の子はお姫様、男の子は人気のスパイダーマンになり、他のみんなもそれぞれ楽しいドレス、衣装を着せてもらう仮装パーティなどがあるが、大体最後は踊り狂うというものが多い。

会場では、通常セットで子供25人、付き添い大人10人というのがスタンダードである(子供を連れてきて帰り、また迎えに来る、もしくは迎えのハイヤーを送る親もいるからである)。各種趣向に加えて、子供たち用のホットドック、ポテトチップスなどのスナックや、付き添いの大人用のサンドイッチ、飲み物、誕生日ケーキ、そして、おみやげパック付き(通常、お菓子と、おまけ的おもちゃ入り)パーティセットもある。そういうところはだいたい1万5千円から2万円ぐらいだが、こちらの物価から相対的に日本円にすると、4、5万円くらいになるので、結構な出費になる。

もちろん誕生日の子の親だけでなく、お誕生日に呼ばれたら何かしらのお祝いを持っていかなければならないので、プレゼント選びも大変なことである。クラスメイトが日本に比べて少ない25人であるが、その誕生日会にいちいち出るのも日程が詰まってしまい、毎週末、子供の友人の誕生日会への送り迎えに振り回される親も少なくない。

お誕生日だけでなく、学校の送り迎えも小学校を卒業するまでは遠くても近くても行わなければならないし、友達のうちに行くときも同様である。一方、入院したら、18歳以下は常に付き添いがいなければならない。21歳以下のものは親の付き添いなしで旅行できない。もしくは、責任者となる人に委任状を公証人の下に作成しなければならない。大事にされているのか過保護なのか、納得できることもあればそうではないこともある。しかしながら、おそらく他の国に共通したところもあるであろうが、私の住むアルゼンチンでは子供がとにかく第一なのである。

画像右上:家庭での誕生日会。とにかく大勢集まる。右の壁に誕生日おめでとうの飾りが、他の場所にも風船などでかざってある。
画像左上:誕生日ケーキ。流行は立体ケーキ。
画像右下:功労賞のママと、おしゃれしたのに、パーティで、ヘアセットがよれよれ。
画像左下:顔ペイント。蝶々になりました。

【短信】6月25日(土)、ニッポン放送「お願いDJ! 小林克也 はっぴいウィークエンド」に出演します。朝7時から11時までの生放送ですが、出るのは9時半ごろになると思います。お時間がある方は聴いてみてください。インターネットでも聴けるようです。


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