■アルゼンチンでは3月は新学期 2005.4.4 update

アルゼンチンでは3月は新学期。12月からの長い夏休みを経て、秋が始まる時期に学校も始まる。ということは、3ヶ月近い期間!!!!この時期、大人も子供も大変。日本だと宿題で大変であるが、こちらでは学年が変わる時期だし、そんなものはない。3ヶ月近く休んだ頭と学用品などをセッティングするのが大変なのである。

まず、筆頭で必要なのはガルダポルボ。制服の代わりに私服の上に着るうわっぱり。幼稚園から高校まで皆これ。もちろん、私立の子は、別のかわいい制服があるが公立系の小学校以上は白衣的なものを着る(ごめんなさい、まだ新学期でないので写真なし。代わりにうちの子の幼稚園のです)。

しかしながら、3ヶ月近くも着ていないと子供は大きくなっている。また、必要なお道具もどこに行っているのか。。。ない物は買い足さねばならない。昨今の不況から今年は昨年に比べて12%も学用品は値上がりしているとか。中流も下層階級も同じものをそろえるのだから、生活に支障が出てくる家族もいて、大変である。

それだけではない。既製品の少ないアルゼンチン。子供たちのお道具箱用に、靴箱をクラス色の紙に包まなければならない。筆者もこれを書いていて、あ、必要な数の靴箱がとってあるだろうか、と冷や汗をかく。

連絡帳やノート(バインダーであるが)にもカバーかけ。そして、名前を書く。これだけで結構な重労働である。去年うちは初めて子供を幼稚園に送り出したのであるが、これの要領がつかめず、真っ青になる私にお手伝いさんが全部引き受けてくれた。日本的にうちの子に何か足りないものがあっては大変という発想だったのだが、実際のところ、初日に学校に持っていく道具が揃っている子などほとんどないのがわかった。

学校の方も慣れたもので、なかったらないで、クラスメイトの子のものを借りてとか、余分を見越して持っていたり、さらに、毎日の連絡帳に、あれ、持ってきて、これ、持ってきて、と最初から言ってよ、みたいなこともあるので、心配することはなかったのである。日本のように、足並みそろえて、ということがそんなにないこの国では、同じ色のはずのノートカバーも同じ水色というだけで、それぞれ濃かったり、薄かったり、果ては水玉がついていたりと違っているのもおもしろい。

そして、一番大変なのは小学校に上がってからである。公立校なら、午前は中学生が、午後は小学生が同じ教室を使っている。そのため、私物は学校におけない。即ち、登下校時、子供たちは大きなリュックを背負って、全ての道具を持っていき、もって帰らなければならない。まだまだ年少の子供たちが最近は車付のリュックがはやっているが、それをゴロゴロと引いて学校に行っているのはなんとも言えない光景である。

長い夏休みを満喫し、新学期を迎える子供たち。アルゼンチンの父兄は学校で疲れているのを休ませてあげないと!と、12月には言うくせに、やっぱりしっかりやりなさい、とはっぱをかけて送り出す。

画像上:12月の幼稚園最後の日の記念に自宅の庭で。長女(希光:のぞみ、3歳)と次女(亜海:あみ、2歳)、幼稚園のガルダポルボ(私服の上に着るうわっぱり)を着用。
画像中:幼稚園生による七夕の発表です。
画像下:うちの子が通っている幼稚園は、日本語とスペイン語のバイリンガル校です。

【短信】ブエノスアイレスもそろそろ秋の兆しですが、まだまだ夏服の日々が続いています。ここ2週間ほど翻訳の追い込みで、、、というより、金曜日の夜に仕事が来て、週末にやってほしい、週日はその修正などで飛び回っておりました。今度の愛知博関係で、アルゼンチンのCDとDVDを作っています。皆さんに配布などされるのならいいなーと思っています。しかし、本当は3ヶ月前ぐらいからやるべき仕事を2週間でやるのですから、当地のぎりぎりは困ったものですが、それでもやりあげてしまうのですから、アルゼンチン宙返りという神技だと、私自身はいつも評価しております。(3/20)


<<もどる