■森と湖の町、クオピオ(その1) 2007.7.3 update

暑さ深まる日本の皆様へ。涼しい夏のフィンランドよりこんにちは! 今回は私の住むクオピオについての紹介です。クオピオなんて、みんな知らないだろうなぁ〜というわけで、地図のご用意を!

私の住む、クオピオは首都のヘルシンキから約370キロ北東に向かった、サボ地方(サボ地方でも北部)に位置します。地図で確認できる通り、内陸部ですが湖がとても多い地域でもあります。お隣のカレリア地方を超えると、もうロシアとの国境です。クオピオの人口は約91,000人と、フィンランド内では8番目に大きい町です。

残念(?)ながら、ヘルシンキやトゥルク、タンペレのように、ガイドブックに載る様な有名所はこれといってあげられませんが、クオピオに来たら(特に夏の時期)是非寄って欲しいところを紹介します。

ヘルシンキからは電車(約4〜5時間)、バス(約6時間半)、飛行機(約45分)が通っています。お勧めは、やはり飛行機です。早いというのもモチロンですが、クオピオが位置する東フィンランドは、湖がたくさんあり、着陸前の上空からの眺めは、まさに「森と湖」の景色を堪能することができるからです。

空の玄関口であるクオピオ空港はとても小さく、搭乗口とターンテーブルは窓ガラスを一枚挟んだすぐ隣にあります。ですから、預けた荷物も飛行機から降りて、あっという間に出てきます。また、空港から町の中心へも15キロほどです。バスや電車で来られたならば、ほぼ町中に到着したようなもの。町の中心へは歩いて行けます。

クオピオの目玉といえば、高さ約75メートルの塔、「プイヨントルニ」でしょうね。そして、その隣にある二つのスキージャンプ台も。毎年3月にジャンプの世界選手権が行われ、日本人のジャンパーたちもやってきます。特に大会等無ければ、ジャンプ台の横にある階段を登って上がることが出来、ジャンプ台の高さを体感できます。また、登った先では、プイヨントルニがあり、塔の上へあがることが出来ます。プイヨントルニからは360度クオピオの町を見渡せ、塔内には回転するレストランもあり、ゆっくりと食事しながら眺めることもできます。そんな訳で、クオピオに到着し、最初に目指すは、ジャンプ台のふもとです(笑)。そして、がんばって登りましょう!

次は「tori(トリ)」と呼ばれる、マーケット広場です。どこの町にも、必ずこの「トリ」はありますが、クオピオのそれは「生きているトリ」として有名なんだそうです。四季を通して(たとえマイナス20℃と寒くても)お店を出し、常に人が行き交っている、ということです。初夏には移動遊園地もやってきて子供達を喜ばせています。

このトリの周りに、スーパーや、デパート(に似ているもの)があります。また、Torikuja(トリクヤ)という夏の間だけ営業する、手作りショップも近くにあります。

クオピオの名物料理といえば、「kalakukko(カラクッコ)」。ライ麦を主に使った黒くて丸い硬いパンの中に、豚肉とmuikku(ムイック)という魚(小魚で淡水魚)が入っています。正しい食べ方は、輪切りするのではなく、ナイフでパンの上部表面を丸く切り開け、そこから食べていきます。パン部分はかなり硬いので、食べたい分をナイフで切り取り、中の魚も取る、といった感じです。トリでも売っているので、是非お試し下さい(ただし、かなりのボリュームなので、数人で分け合うのがベスト)。

さて、一通りトリの周りを見て廻ったら、港へ行きましょう。歩いても10分ほどです。夏の時期には港から船のクルーズがいくつか出ています。今度は地上から「森と湖」をお腹一杯ってぐらい体験できますよ(笑)。港のそばには、倉庫のような建物が2軒あります。両方ともバーになっており建物の大きさの通り、随分長いバーカウンターが見られます。また、ダンスやカラオケができますよ。天気がよければ外のテラスで一杯いかがでしょうか。

気を付けておきたいのが、今年の7月一杯は、クオピオ空港改装工事のため、飛行機の発着はありません(この時期フィンランド人の多くがサマーコテージで休暇を取るため、飛行機利用量が少ないのです)。また、フィンランドの夏至祭(6月20日付近の週末)は、殆どのお店は閉まってしまいます。家族や友達で、サマーコテージへ行ってしまったり・・と、町の中もガラーンとしています。

画像上段右上:クオピオ空港。離着陸から搭乗口、荷物の受け取りまで一目瞭然。
画像上段左上:クオピオ駅。すぐ隣にはバスターミナルがあります。町の中心までも歩いて10分ほど。
画像上段右下:プイヨントルニからジャンプ台。ジャンプ台の左側に、下から登っていく階段があります。
画像中段左:活気溢れるマーケット広場「tori(トリ)」。お店やカフェテラスが並んでいます。
画像中段右:クオピオ名物「kalakukko(カラクッコ)」の店。
画像下段左:移動遊園地だってやってきます。
画像下段右:クルーズの発着場、港。水色の建物はバー。その奥にも同じ大きさのバーがあります。


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