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前任者の晴美さんより引き継ぎ、こちらを書かせていただくことになりました。どうぞよろしくお願い致します。3月25日から冬時間から夏時間へと変わりました。と言っても既に日照時間は日に日に長くなり、朝も早くから明るくなっています。冬の間が暗くて長かった分、春の訪れは景色だけでなく表情までもが明るくなります。
そして、イースター(キリストの復活祭4月上旬頃)休みもやってきます。毎年、このお休みの時期になると相方の従兄弟やその彼女や彼氏、友達といった年齢層も下は10代から上は40代(?)ぐらいまで約15人が集まり、アクティビティーを催しています。場所は大抵、ケサモッキ(湖のそばにあるサマーコテージ)です。昨年は、雪靴(「かんじき」とも言う。雪上を歩くために使われるもの)を履いて、丘を登って散策、というものでした。4月とはいっても、雪は十分に残っているし、動物の足跡ぐらいしか残っていない自然の森の中を歩いていくので、かんじきが必要になるわけなのです。
昼間に集合して、一通り人が集まったら、出発準備。足にはかんじき、そして手にはスティック、背中には食料の入ったリュック。まるで、遠足気分ですが、お弁当といっても、それは、フィンランド人には欠かせないマッカラ(ソーセージ)、飲み物は、もちろんビールやシードルといった、アルコール飲料(出発前から既に飲んでいる人もいる)です。
サマーコテージの前の湖を横切って近くの丘へと目指します。湖に貼った氷は、踏むごとにギシギシと氷下の水の音がします。昼間には0℃を上回る日が続くので、厚く張った氷も薄くなるのは当然でしょうが、慣れない私はこの音を聞くだけで、いつ割れて落ちてしまうだろうか?と恐ろしくてたまりません。
湖から岸へ上がると、そこからは新雪の広がった丘。うっかりすると膝丈以上の深さです。かんじき靴を履かずに数歩あるいて見ましたが、やはりかんじきは意味あるものでした。先頭集団に遅れをとらないよう、体が大きく足の長いフィンランド人に付いていくのです。私にとってはかなりの運動になります。
丘の頂上辺りで、昼休憩です。森の中にも野外で火を使えるようなポイントがあり、薪がつんであります。誰が何をしろと言うでもなく、火を作る作業は自然と始まります。斧を出し(誰かのリュックに入っていた)薪を小さく割り、ナイフで更に小さくします。そうして、ソーセージを焼くための火が作られます。更に、近くの木から長い枝を折ってきて、先をナイフで削り、そこにソーセージを刺して焼きます。彼らフィンランド人は森での過ごし方を良く知っています。
腹ごしらえが終われば、もう後は戻るだけです・・・が、下りは登り以上に大変です。なんせ、下りの方が体重がかかる分、足が深く雪にはまるし、アルコールが入っているので、足が取られてしまう。皆、「歩いている」というよりも、滑りながら進んで降りていきます。
アクティビティー後は、サウナです。そして、湖で泳ぐ。そう、こんな時期でも、彼らは入るんです。そして、氷がはった湖に穴(アヴァントと言います)を開けてまでして! 私は真冬の時期に一度だけ入ったことがありますが、二度目をチャレンジするまでには勇気と時間がかかりそうです。
サウナが終わったらコテージの中で過ごします。食べたり飲んだり、トランプでゲーム、アイスホッケーゲーム(盤の上にいる人形を盤の端から出ている棒を押したり引いたりしてゴールをするという遊び)をやったり、人とお話したり・・・と。さらに、夜中になると、タクシーを呼んで近くのバーへと繰り出します。そう彼らの宴はまだまだ続くのです。バーが閉まってようやくお開きになりますが、翌日も、昼に起きては、昼から飲み始める・・・。普段はこんなに飲まない分、休みになると、ものすごく飲むんでしょうね。以上、「フィンランド人の若者(?)の休みの過ごし方」でした。
画像上右:サマーコテージの前の湖に作られたアヴァント。サウナの合間に入ります。
画像上左:緩やかな丘を登る、これかなり大変なんです。
画像中右:休憩ポイントにてマッカラ(ソーセージ)を焼く。
画像中左:下りは登り以上に大変。歩くというより滑る(?)
画像下右:湖の上を歩いた足跡。みぞれ状になっていて恐ろしい・・・
画像下左:部屋の中でアイスホッケーのゲームに夢中になるフィン人男子 |