|
今回は私が住んでいるトゥルク市をご紹介します。人口約16万人、ヘルシンキ、エスポー、タンペレに次ぐ第四の都市です。ヘルシンキから西方向に165kmに位置し、スウェーデン の対岸にある古都です。スウェーデン統治時代の1812年までトゥルクがフィンランドの首都でした。その後ロシアが治める事となり、よりロシア寄りのヘルシンキに首都が移ったのです。
フィンランドの公用語はフィンランド語とスウェーデン語です。標識は全てフィンランド語とスウェーデン語が併記されています。トゥルクという都市名もスウェーデン語になるとオーボという名前に変わります。その中でもここトゥルクはスウェーデンに最も近い都市でもありますから、スウェーデン語の使用率が高く、バスに乗り合わせた小学生の会話が全くわからない事があります。また、東部に比べて町並みも人もおしゃれな感じがします。
トゥルクにはトゥルク大学、オーボ・アカデミー大学、トゥルク商科大学と3つの大学があり、場所も固まって隣り合っています。ですので、学生達はお互いの学食を行き来します。学生は学生証提示によってどこの大学の学生でも学生価格で食べられますが、一般の人もいわゆる定価を支払えば食べられますので、旅行者には少し趣向の変わったランチになりますよ。このように大学が3つもあるので、トゥルクは学生の街でもあります。夏休みは帰省する人が多いので人が少なくなり、寮と大学の間を頻繁に走っていたバスも夏休み期間中は走りません。街の中心を少し離れた場所は人気もなくとても静かです。
観光場所として有名所をいくつか。トゥルク大聖堂は街の中心のアウラ川沿いに建つ、シンボル的存在です。外観も美しく、誰が撮っても写真は絵になります。この教会のパイプオルガンはフィンランドで一番古いそうです。
港に位置するトゥルク城はフィンランド最古の城で、スウェーデン領当時は要塞としての役目を担っていました。内部はとても広く、石段は急なので全部見終わると疲れます。お年寄りには向かない観光スポットです。
フィンランディアの作曲者として有名なシベリウスの博物館もあります。シベリウスの関連展示は一番奥の部屋のみですが、家族等との普通の生活をフィルムに残してあり、テーマを選んでスクリーンで見る事が出来ます。
ルオスタリンマキ手工芸博物館は18世紀の建物を移築したもので、お店や消防署等が有り一つの街になっています。古い建物なのでとても素朴ですが、置いてあるベットや机等の調度品は今のフィンランドとあまり違いはないように思います。フィンランド人の変化を好まない性質がよく現れています。秋から春は開いていないので、時期が合う方は中心地から歩ける距離ですから、行ってみて下さい。
その他、トゥルク出身で、1920年アントワープ、24年パリ、28年アムステルダムのオリンピック3大会で合計9個の金メダルという驚異的記録を作ったパーボ・ヌルミ(陸上長距離選手)の銅像があります。ヘルシンキのオリンピックスタジアムにある物と全く同じです、探してみましょう。
トリと呼ばれるマーケットプレイスの近くには「ストックマン」、「ソコス」、「アンティラ」といったデパートの類もありますので、お土産を買うのも困りません。
夏のアウラ川沿いのカフェは外に席を作っており、みんな嬉しそうに太陽を浴びながら夏を楽しんでいます。自分もそこに座りたい!と絶対に思うはずです。席が空いていたらすかさず座って一緒に楽しみましょう!
中心地から少し離れたランシケスクスには、スーパーマッケット「ユーロマーケット」、「コディン1」、「マリメッコ」等々、沢山のお店が出店しているので中心地同様効率よく買い物が出来ます。
街の中心からムーミンワールドがあるナーンタリ行のバスが市バス同様頻繁に出ています。トゥルクからは15kmで、30分ほどで到着します。開園は夏の期間だけなので、夏休み中は子供連れと日本人で混雑します。ディズニーランドのように楽しいアトラクション等はありませんので、過度の期待は禁物です。「フィンランドに来たついで」くらいにして下さい。これが目的だとオーロラを見られなかったオーロラ旅行のように、あまりに悲しい結果になってしまいます。入園料17ユーロが高いか安いかはあなた次第です。夏以外はムーミンとその家族ははいませんが、園内には無料で入れます。
Welcome to Turku!
画像右上:トゥルク大聖堂
画像左上:トゥルク城(内部:教会)
画像右中:ルオスタリンマキ工芸博物館(内部)
画像左下:ムーミンワールドのムーミンの家
画像右下:ムーミンワールドのショー
|