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フィンランドの冬は日中でも暗く、朝起きてもまだ夜なのかと思ってしまう程で、頑張って起きて仕事や学校に行っても、明るくなるのは仕事や授業が始まってしばらく経ってからです。少し明るくなったと思ったら、おやつの時間にはもう暗くなります。暗い時間が一番長いのがクリスマスのあたりですが、一番寒くなるのは2月下旬から3月上旬にかけてです。
私の暮らしているプンカハリュという街では、今年は-25℃くらいまで下がりました。しかし、この時期はお天気の良い事が多く、湖の上をスキーで滑ったり、スノーモービルで走ったり、ガンジキで歩いたり、張りつめた寒さと太陽の光を一緒に楽しむ事が出来ます。この澄み切った空気の中の散歩は本当に気持ちが良く、日本では味わった事がありません。
冬のフィンランドというと、オーロラツアーに出かける日本人の方も多いと思います。以前行ったSaariselkaのホテルでは、宿泊者のほとんどが日本人で食事にご飯とみそ汁が出る位でした。その時、私はオーロラ目的で行った訳ではありませんでしたが、3泊して一度も見られず少し残念に思いました。日本から来た方々は、夜のオーロラに備えて日中寝ていると聞きました。1週間いても見られない事も多いので、是非日中はアクティビティを楽しんだ方がいいですよ。トナカイそり、犬ソリ、スノーモービル、ウォーキング等々、少々お金はかかりますが、フィンランドの冬を楽しんで帰って下さい。
最近見たオーロラは、12月に現在滞在中のプンカハリュで+4℃の時に見ました。コロナ型という空全体がオーロラというそれはそれは見事なオーロラでした。一緒に見ていたフィンランド人もこんなの見た事ないよ!と言っていました。上空のオーロラが見えるコンディションと、地上の温度はあまり関係がないようです。
気温だけを耳にすると、さぞ寒いと思われるかもしれませんが、この国は日本とは比較にならない程乾燥していて体感温度はそれほどでもないのです。もちろん、この時期フィンランドを訪れる方に防寒は必要ですが、北海道に行くくらいの気持ちで特別な用意は要りません。ただし、耳が痛くなるので帽子だけは必須アイテムです。
さて、どのくらい乾燥しているかと言うと、夕方洗濯をして部屋に干すと寝る前には完全に乾いています。室内に湿気が欲しくてシャワーの後にドアを開けてスチームするつもりでも、あっという間にシャワー室は乾いてしまいます。たぶんその間10分位。お風呂場にカビなんてあり得ません。旅行者には寒さ対策よりも、乾燥対策として飴やマスク、肌の保湿剤の方が重要です。
フィンランドの建物内部は24時間、本当に暖かいです。外に出なければ、外の寒さはわかりません。フィンランドの家庭には室温計があり、朝起きてまず気温のチェックをします。現在は室温計もデジタルで、室内と室外の両方を表示する便利な物が出ています。日本ではあまり必要ないのかもしれませんが、お土産に買ってもいいですね。この国の人達は気温と天気の話を必ず挨拶代わりにすると言っても過言ではありません。それだけ気候が厳しいという事を表しているのでしょう。
驚きなのは、集合住宅の駐車場や、私の滞在しているような学校の主要部分にも自分達で頼まなくても除雪車が夜の明けない内にやって来て、朝には奇麗になっている事です。この国の移動手段として重要な道路に至っては、こんな田舎の道なのに!という所でも除雪をして細かい砂利がまいてあります。アッパレです。
画像右上:枝が心なしかピンクに色づき、春が近い事を感じさせる白樺林
画像左上:凍ったサイマー湖上で青空を臨む
画像右中:雪の上を散歩するためのスノーシュー(西洋ガンジキ)
画像左下:Ivalo(イヴァロ)付近で撮影したオーロラ
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