■キエフのネット事情 2007.10.2 update

数年前までは質の悪い電話回線を通じて必死になってネットをするしかなかったキエフでも、ブロードバンド化が進んでいる。一番手っ取り早いのは、ケーブルによるインターネットである。キエフではほとんどのアパートではケーブルテレビが入っている。新しい建物ならまだしも、ソ連時代のアパートでもケーブルテレビは普通に整えられている。テレビは、申し込めばかなりのチャンネルを見ることが出来る。衛星受信にすると日本の放送もすこし見ることができる。しかし、料金がかなりかかる。

ところでネットであるが、パケット制でだいたい10Gバイトで2,000円ほどである。しかし、年々安くなってきている。ネットを申し込むと20チャンネルの基本放送は無料になる。申し込みも簡単でネットからでもできる。あとは、ネット用の配線設置とモデムが来るのを待つだけだ。ただ作業員が来る予定日は一日家にいることになる。時間どおりに来たためしがないからである。

次ははやりのADSLである。これが可能な地域は目下拡大中である。ケーブルネットより若干高めの料金設定である。両方とも大体2Mビットぐらいのスピードである。あと、100Mビットの業者もあるが、可能地域の拡大がおそい。実際使った感触は、かなり快適である。不満はない。部屋を長期で借りたりする場合は、大家に頼んでケーブルのインターネットを設置するよい。もちろん最初に設置費とモデム代を払う必要がある。設置費は2,000円ほどで済む場合がおおい。モデムは買うよりレンタルにしたほうが安い。毎月の支払い書はネットからダウンロードして料金前払い。郵便局などで支払いができるが、一旦止められると、復活までかなり時間がかかることもある。

今キエフの中心には、Wi-Fi(無線LAN)の可能なレストランなどが90箇所以上もある。そのすべてが稼動しているとは到底思えないが、行った何軒かは動いていた。無料のところと有料のところがある。店の入り口などに取り扱っているか書いてある。ビール一杯のみながら高速ネットサーフィンはなかなかいい。しかし、店によっては特定のメールサイトに接続できないなどの制限がある。

ウクライナに来て、パソコンを持って歩くのは大変だ。数年前は、まさに宝物を持って歩くようにコソコソと持っていたが、いまでは地下鉄でもパソコンを開いている人がいる。カフェやレストランではもう珍しくない。もっともWi-Fiが普及しだしたことが原因だが。インターネットカフェは大体1時間400円ぐらいである。しかし、大きな店に行かないと日本語が打てないどころか、見ることも出来ない。困ったものだ。そこでモバイルの登場となる。

3Gの携帯でのインターネットは可能であるが、地域がまだ限られており、1MBバイト2円ほどかかる。また、まだサービスが整っていないのでお勧めではない。また、携帯会社によるが、通常の通話プランでネットを付けると、1MBが110円にもなる。しかし、ある携帯会社ではパケット製になっていて、1Gバイト1,000円くらいでできる。メールのやり取りやちょっとしたネットサーフィンには十分である。また、どこででもネットが見られる。しかし、普通の携帯電話の機種では日本語は打てないのみならず、読めない。よって日本語が必要な場合はスマートフォンかPDAを使うことになる。こうした機種の日本語化はネットに情報が載っている。ネットや電話契約は非常に簡単である。設定は自動化されており、携帯電話とSIMカードを買えば、すぐに使えるようになる。SIMカードは、1,300円ほどで買える。支払いはプリペイドによる先払い。

いまウクライナでは5つ以上の携帯電話の会社がある。それぞれ特徴がある。ウクライナではまだ、友人間ではショートメールが主流であるが、外国とのやり取りにはインターネットでのやり取りが必要になるだろう。スマートフォンやPDAを持ってくるか、購入することを勧めたい。

画像上:有名なカフェにあるWi-Fiが使える表示。この店は無料。なにも店員に断ることもなく、ビールを注文してモバイルなどを開けて、好きなだけ出来る。※Wi-Fi(Wireless Fidelity)=正確には、無線LANの標準規格である「IEEE 802.11」関連を推進する団体(Wi-Fi Alliance)によって名付けられたブランド名のこと。
画像下:携帯電話会社Life のインターネットの料金プラン。大体50rphで1,150円くらい。3つのプランがあり、設定は携帯電話から出来る。


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