■ウクライナのバザール 2007.8.7 update

ウクライナから日本へ行くには、いろいろな方法がある。一つは空路。今ボリスポリ空港が改装中なので、それが完成すると直行便が出るかもしれない。一番安いのは、ウズベキスタン経由だが、ビザがいるのとトランジットで泊まる必要がある。あとは、モスクワ回りかヨーロッパ回り、そしてトルコ回りがある。またウクライナ航空でバンコックや北京などアジアにと飛んで行ける。もう一つは列車である。ウラジオストックまで列車でいける。もちろん、イルクーツク経由で飛行機でもウラジオストックまで行ける。あとは、日本まで船か飛行機だ。

さて、よい季節になり、町には果物があふれている。現在は桃であるが、スイカが簡単に買える。町の通りに鉄製の巨大な編みカゴが置かれている。最初は、これは猛獣用か、犬の駆除のためかと思った。スイカを売り始めるずっと前から置かれるので、私のように思うのも当然だとおもう。この檻にスイカが詰められていく。入るのは100個どころではないだろう。スイカはスイカ、日本のとかわらない。一玉240円ぐらいだ。ちゃんと中身を確かめてくれる。包丁で正方形に突き刺して、中身を引っこ抜いて味見させてくれる。こちらの人も叩いて品定めをする。では夜はどうするか。もちろん見張りがいる。パイプベッドをおいて檻のそばで寝るのだ。

スイカは、南の地域から来るらしい。売切れるまで売られる。つまり秋(10月!)の終わりまでである。スイカは山切りにせず、輪切りにして食べる。トマトは違うがレモンやオレンジもそうである。りんごや桃などは、切らずにかぶりつく(食べ切る)。こうした切り方は残った時の保存の仕方が簡単だからだ。最近までラップがなかったので、なんでもお皿でふたをする、被せるなどの形が取られる。

その他、クワス(伝統的な微アルコール性飲料)というあまずっぱい飲み物が路上で売られている。小さなタンク車の横に売り子がいて、500mlで30円ぐらいである。露天商売はワルシャワでも見かけるが、国境を越えてウクライナに入ると、瞬く間にアジアの香りがする。バザール、リノックと呼ばれる市場は、ソ連崩壊後誕生したものであるが、市民の生活に欠かせない存在だ。しかし、キエフではそうしたバザールや露天を衛生上の問題から徐々に減らしていこうという動きがある。まあ、朝あった卵や牛乳、肉が夕方もあったりすると、これはとおもう。したがって世界共通で市場は早朝に限る。

また街中の建物つきのバザールでは、冷暖房完備で小さな商店が入っている。中には日本のものあり、米から味噌など大概のものはそろう。しかし、納豆などはない。商人は中国人で、サービスは満点である。

衛生観念は文化なので、それぞれの国や民族で異なる。ハエたかった商品に眉をひそめるぐらいではバザールでものは買えない。ウクライナ人は、衛生観念はかなり整っていて、外から帰ると必ず手洗いをする。ものは洗う。掃除、洗濯はよくする。ジーパンやTシャツにまでアイロン掛けする。しかし、なぜかトイレと路上のポイ捨てなどは悲しいかなよくない。前者は、ソ連時代の管理教育の賜物であろう。しかし、後者、そして法規の乱れなどをみるとアジア的な文化圏にいるのではとおもってしまう。

キエフで東の地平線をみると、日本海まで歩いていける思ったりする。かつてモンゴル軍はキエフを通り越してポーランドまで行った。銀魚のお酢締めや秋にでる柿などをみると非常にウクライナが身近に感じてくる。

画像上:西部の都市のバザールの一風景。下は砂利道。所狭しと小さい店が並んでいる。大体の商品には値札がある。多く買うとまけてくれる。とにかく安い。しかし、キエフでは、さほど値段にスーパーと差がなくなった。
画像中:バザールで買った食品を並べて。右側の白いものはヤギの乳でつくったチーズ。男性前のは、鳥の丸焼き。その左はサーロ(豚の脂身)。キュウリも普通は短冊切りにされる。
画像下:地平線とトイレ。まだ戸があるだけまし。天然染み込み式。地方のバスの停留所にはこうしたトイレがある。こちらの人は、野原や森ですることに非常に慣れている。因みに、女性に「トイレ行く?」と直接言うのはエチケット違反。


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