■ウクライナ人は「ダーチャ」を持っています 2005.8.1 update

ウクライナ人は「ダーチャ」を持っています。週末、ウクライナ人は「ダーチャ」で過ごします。「ダーチャ」を日本語に訳すと「別荘」となりますが、日本語の別荘とダーチャはすこし違います。私のステレオタイプかもしれませんが、日本の別荘のイメージは「お金持ちの持ち物」という気がします。ウクライナのダーチャは素朴なもので、週末、家族とともに自然を親しむために建てられたものです。

ウクライナ人の男性は日曜大工で「家」を建てることを趣味にしている人がたくさんいて、ソ連時代に建てられたダーチャはほとんど手作りです。なんと、家族で「家一軒」建ててしますうのです。日本人の私には信じられないことです。

ダーチャの生活スタイルはキャンプ生活を想像してください。ダーチャには電気以外何もなく、日本のキャンプ場より設備が整っていません(最近建てられたダーチャにはすべて整っているそうですが)。ダーチャの本来の目的は、夏の間にジャガイモなどの野菜を育て、冬支度するための農園だそうです。でも、私の見ている限り、その役目は終わっていて、今のダーチャは、都会を離れてくつろぐためにあると思います。

私の家のダーチャには、サクランボやチェリーとかたくさんの果物の木が植えられ、本当の贅沢な気分を感じることができます。これは余談ですが、ウクライナには、ふんだんに果物があり、しかも安い。果物の数は、日本に勝っています。例えば、サクランボで、1キロ200円ぐらいです。庭の手入れをしたり、湖で泳いだり、魚釣りしたりしながらダーチャで週末を過ごしのがウクライナ人の生活スタイルです。これはロシア人も同じだと思います。ソ連人の生活スタイルかも知れません。

ソ連時代に建てられたダーチャは、たいてい同じような大きさです。ソヴィエト政府によって厳しく建物の大きさが管理され、1ミリでも政府が決めた基準を超えることはできなかったそうです。もっと怖い話があります。それは、「命の領収書」と言う話です。ダーチャを建てるとき、絶対に、釘1本の領収書をも捨てることができなかったそうです。ダーチャを建てているとき、領収書を見に役人が来たそうです。釘1本分の領収書がなかったら、釘を盗んだことになり、シベリア送りなったそうです。

私の家のダーチャには、5ドルで建てそうです。ソ連崩壊のインフレでたくさんの人がお金を失ったことは有名な話ですが、私の義理の母はソ連崩壊を見越してローンを組み、支払いは5ドル済んだそうです。

ダーチャ暮らしは、都会からのぎすぎすした生活から解放され、人間に安らぎを与えてくれます。そして、自然と一体となった生活することは、農耕民族であるウクライナ人の本来の姿だと思います。

画像上:そのままダーチャの建物です。
画像中:ダーチャでは外で新鮮な空気をすいながら、食事を取ります。
画像下:義理の母親のパーティーをダーチャでしたときのです。


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