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日本は寒さ厳しい折、いかがおすごしでしょうか? ニュージーランド(以下NZ)は皆がひたすら待ちわびる素晴らしい季節の真っ盛りです。でも僕はシーカヤック・ガイドですから、年末年始は超繁忙期。なんせかき入れ時の夏休みですから、観光業者には大晦日も正月もありません。
  
ところが今年は奇跡的に1月中旬になんと4日間もの「夏休み」をとれちゃいました。さてどこに行こうかと考えてみると、そういえば灯台もと暗し、職場のエイベル・タズマン国立公園で知らない場所がありました。僕はこの国立公園で年間200日近くをすごし、キャンプツアーもたくさんやるので、20ヵ所以上のキャンプ場もすべて把握してます。
ただ他とまったく景色が違うのがトタラヌイ・キャンプ場。ここは公園内で唯一自動車で直接アクセスできるオートキャンプ場を併設していて、他のキャンプサイトが、最小が定員6名(テント3張)から最大でも定員100名(テント50張)程度なのに、トタラヌイは800人規模。僕はトタラヌイの普通サイト(車乗り入れ禁止、トレッカー・カヤッカー用)はよく知ってましたが、9シーズンも働いているのにオートサイトには近づいたこともなかったんです。
というわけで、せっかくだから灯台の暗い足元を探索してみようと、車に適当に道具を放り込み、我が家からわずか2時間のキャンプサイトまで二泊三日のキャンプに出発。ちなみに次女が生まれてから初めてのキャンプ。長女にとっても二度目のキャンプ。我々にとっては初めての赤ん坊連れキャンプ。ドキドキ……。
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画像左:トタラヌイのビーチ。もちろんウォータータクシーでも徒歩でもアクセスできるが、車で乗り入れられるキャンプ場はここだけ。
画像中:典型的なキャンプサイト。大型ロッジテント、テーブル、モーターボート、カヤック、物干しなどがみえる。
画像右:一家そろって食事の景。
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いやぁ、やっぱり他のキャンプサイトとはまったく違っていましたね。僕らがふだん目にしている他のサイトの利用者は、ほとんどが海外(主にヨーロッパ)からのバックパッカー。小さなドームテント、コンパクトなストーヴ、シンプルな食事、本格アウトドアルック、ほとんどが一カ所に一泊で移動していきます。それに対してここトタラヌイのオートキャンプ場は、ほぼ100%がキウィ(NZ人)。巨大なロッジテントに立派な2バーナーガステーブル、食事テーブルにコット(折りたたみベッド)なんて当たり前。モーターボートやカヤック類もほとんどのグループが持ち込んでいましたし、物干しスタンドや簡易温水シャワーバッグもどうやらここでは必須という感じ。
話をきくと、南島最大都市クライストチャーチからきて2週間ないし4週間の滞在というのがほとんどのパターンのようでした。毎年同じ事をやっているのでオートキャンプ長逗留には非常になれている感じの人たちばかり。でも逆にアウトドアズマンっぽい雰囲気は薄く、格好もアウトドアファッションというよりリゾートファッションという出で立ちの人も少なくありません。
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画像左:太陽熱で水を温める簡易温水シャワーバッグ。キャンプ場のシャワーは冷水しか出ないので、たいていの家が人数分のバッグを用意していた。平気で冷水シャワーを浴びていたのは、日本人シーカヤック・ガイドくらいのもの!?
画像中:テントの前にエアベッドを引っ張り出して水着で日光浴する美少女姉妹。この直前にはこのマットを海に浮かべて、同じ格好でただよっていた。
画像右:同じ姉妹、今度は水着のまま寝袋やタオルを身体にまいて、読書。こうやって一日中水着ですごす人も多い。
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世界一アウトドアが盛んといわれる国の、特にアウトドアが盛んな場所に暮らし、しかも筋金入りのプロフェッショナル・アウトドアズマンばかりに囲まれて仕事をしている僕の目には、「へぇぇ、キウィにもこういうアウトドアズマンっぽくない雰囲気の人がこんなにたくさんいるのかぁ!」と、なかなか新鮮でした。でもそれがキャンプ場での出来事ってのが、なかなかおもしろいところ。
ちなみに心配した初めてづくしの我が家のファミリーキャンプ、長女も次女もニコニコで一安心。妻は久しぶりのキャンプ生活を堪能、僕自身も仕事抜きのプライヴェートのキャンプがこんなにのんびりして楽しいものだったかと再認識。良い夏休みになりました。
道具を絞り込んだストイックなアウトバック・キャンプも楽しいですが、家族とのんきなオートキャンプも良いもんですね。って、オートキャンプで入門して、だんだんハードなアウトドア覚えていくのが普通ですか? やっぱり僕って変ですか?(^^;
画像左:仮装コンテストをやっているグループもあった。優勝した彼は、きっと豪州アボリジニの仮装でもしていたのだろうか?
画像中:かつての妙齢美女四人組。二人はローカル、二人は首都から。道具も使い込まれた雰囲気のある往年のヴィンテージ・ピクニック・グッズばかりで、テーブル・セッティングも美しいことこのうえなし。こういう年のとりかたをしたい。
画像右:トタラヌイのタイダル・ラグーン。満潮時に水をたたえるビーチ裏のラグーン(潟)は、干潮時には干上がってしまう。
【追記】昨年は天候不順で、夏らしい日が来ないに秋になってしまいました。今年は暑い夏日が数日、ジトジトと雨が数日というパターン。昨年よりはましですが、やっぱりちょっと変な夏です。まぁ干ばつの夏も困るのですけど……。(1/27)。
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