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前々回「次回に続く」で終わったのに、先月ちがう話題をお届けしたところ、「楽しみにしてたのに!」というお叱りが二十万通も! 僕のファンがこんなに多かったなんて! ってのはもちろん冗談ですが、お待たせいたしました、運転事情の続きです。12月号ではあまり違和感のない点をご紹介しましたが、今回は「えっ!?」というお話。メモのご用意はいいですか? あ、印刷すりゃすむ話か。
まず「優先」について。日本は「左折優先、左方優先」です。覚えてますよね、大丈夫ですよね? ちょっと不安ですが、話を進めましょ。ニュージーランド(以下NZ)は正反対の「右折優先、右方優先」。何のことか分かりません? えっと、たとえば交差点で貴方は左折、対向車は右折しようとしてるとします。NZの場合、貴方は一時停止して対向車を先に行かせなくてはいけません。これが「右折優先」。ビックリしました? または貴方が直線道路から横道に右折しようとしているとします。その交差点は信号も「止まれ」の標識もないT字路で、横道には右ウィンカーを出した車が止まっています。日本なら貴方が優先、でもNZでは貴方は相手が「右方優先」です。驚きました? あるいは先行車が左折しようとしているときも要注意。日本ならタイミングを計って微減速でOKですが、NZの場合は右折対向車がいた場合には前述のように先行車が完全停止しますから、貴方も停止できる心構えをしておかないと、先行車にオカ……、もとい、追突するかもしれません。ハイウェイ(100km/h道路)を走っているときも例外じゃありませんよ! 日本と同じ右ハンドル左側通行なので、つい忘れがちです。よく気をつけてくださいね。僕は逆に日本で勘違いしちゃうんですけど……。
次は「ラウンド・アバウト」なる、信号のないロータリー型交差点。市街地のど真ん中には少ないのですが、少し郊外に出るとたくさんあります。ルールは「時計回りの一方通行」。ロータリー進入前に出しておくウィンカーは普通どおりで、直進ならウィンカーなし、右折なら右、左折なら左。予め十分減速しておき、ロータリー内を右側から回ってくる車があれば一旦停止。来てなきゃ停止しないで進入してOKです。進入時は必ず左折して時計回りです。つまり右に行きたい場合は、右ウィンカーを出しっぱなしにしたままロータリーに進入し、ぐるりと270度走るのです。そして目的の出口の手前で必ず左ウィンカーを出して速やかに左折で退出。もし出そこねたら、右ウィンカーを出しっぱなしにしてもう一周すれば大丈夫。とにかく入るときも出るときも『右折厳禁』です。慣れると快適ですし電力もいらないので、日本も駅前以外にもドンドン採用すりゃいいのにと思うのですが、普通の交差点より場所を大幅に食うのが難点なんでしょうねぇ。
  
田舎にはすれ違い不可能な一車線の橋「ワン・レーン・ブリッジ」がハイウェイ上に出現することもしばしば。また冗談だろって? いえいえ、こりゃホント、上の画像をご覧あそばせ。予め標識が出てきてどちら側が優先か分かるようになってますから、見落とさないように注意しましょう。自分側が優先でも、橋の上に対向車がいたら止まらざるを得ませんから、橋の手前ではとにかく最徐行し、橋の向こう側をよぉ〜く確認しましょう。あ、そうそう、ド田舎を走るときにもう一つ忘れちゃいけないことですが、延々とガソリンスタンドがない場所もあるので、給油はお早めに。特に南島西海岸は要注意。
こうやって並べてみるといかにも運転しにくそうに思うかもしれませんが、実際には道幅が広く、交通量も歩行者も少ないですし、交通マナーも比較的いいので、運転しやすい国です。お越しの際は安全運転で楽しい旅をご満喫ください。
□「ラウンド・アバウト」の画像(上段の2枚)
画像上:ラウンド・アバウト直前の道路標示。右下の黄色い標識が、時計回りになってるのに注意。
画像下:実際のラウンド・アバウトの様子。
□「ワン・レーン・ブリッジ」の画像(下段の4枚)
画像左:この標識が出たら、すぐ先にワン・レーン・ブリッジが。あなたが優先です。
画像左中:これもワン・レーン・ブリッジですが、対向車が優先です。徐行していつでも止まれるように。
画像右中:これがワン・レーン・ブリッジ。橋の所だけ突然一車線に減ってるの、分かりますか?
画像右:さらに信じがたいワン・レーン・ブリッジ。単に一車線というだけじゃなく、真ん中に現役バリバリの列車の線路も走っています!!
【短信】先日、仕事中にオルカ(シャチ)を見てよろこんでいたのですが、同じころ、すぐ近くで別の種類のクジラの死体が砂浜に打ち上げられました。普段はこんなにクジラは多くない場所なのですが……???(1/26)
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