■NZ運転事情 2005.12.5 update

ニュージーランド(以下NZ)の自動車は右ハンドル、左側通行ですから、日本人はわりとすんなり運転できちゃいます。でもやっぱり外国、油断してるとビックリ仰天のカルチャーショックも待ち受けてます。普通のカルチャーショックは笑い話ですみますが、運転中ビックリして事故を起こしてたんじゃ大変です。そこで今回は、NZで自動車を運転する際の注意事項特集。保存版ですよ。

さて、最初は運転免許証。NZの道交法によると、実は日本の免許証で運転は可能なんです。え? NZの警官は、漢字が読めるのかって? まさか! 警官は日本語の免許証を読むための「暗号解読表」を持ち歩いているんです。ところがレンタカー業者はこうした解読表を用意していないようで、「日本語の免許証では内容が把握できないので車を貸せない」という場合が圧倒的に多いようです。レンタカーを借りるつもりの方は、国際免許証を必ず用意しましょう。でもお友達の自動車を借りる、車を買う、他の方が借りたレンタカーを交代して運転する、なんて場合は、日本の免許証で大丈夫です(でも、長期滞在者の場合は、NZの免許を取らなきゃダメです)。

お次は制限時速。街中や住宅地は50km/h、郊外が70km/h、田舎道が100km/hというのが一般的です。日本だとそれぞれだいたい30〜40km/h、40〜50km/h、60km/hに設定される区間ですが、道路幅が広く障害物や交通量が少ない分、NZの方が高速設定になってます。道路標識は、日本と似たデザインなので一目で理解できますから、問題ありません。ただし数が少なく、一度見落とすと「あれ? ここは制限時速何キロだっけ?」ってなことになることも。70km/h道路を100km/hで走ってたら、30km/hオーバーです! ご注意を。

さて、この100km/hの区間が「ハイウェイ」と呼ばれるのですが、日本の高速道路と違って「自動車専用道路(モーターウェイ)」ではなく、普通の道路だというのが注意点です。NZにもモーターウェイはあることはあるのですが、大都市近郊の極めて限られた場所だけ。つまりNZの「ハイウェイ」の大部分は、路肩を人が歩き、車線のド真ん中を堂々と自転車が走り、信号のない脇道があり、30km/hに減速しないと曲がれない急カーヴが突然現れ、そして時には牛や羊が大横断をするという「普通の田舎道」なのです。これが何を意味するかといいますと、見通しの悪いコーナーを80km/hで抜けたら、目の前にいきなりチャリンコや羊が現れるかもしれません。これまたくれぐれもご注意を。

また、日本のように「10km/hオーバーまでは大丈夫」などというややこしい暗黙のルールはありません。10km/hオーバーでも捕まると思っておいた方が良いです。また、日本のように必要以上に制限時速が低く設定してあるわけでもないので、オーバースピードは本当に危険です。NZの道路はほとんどが簡易舗装で、日本の道路よりも少し滑りやすい傾向がありますし、田舎にいくと整備が行き届かず、路面が荒れがちになるということも、あわせて覚えておきましょう。つまり、「速度違反は、ホントに危険」です。

危険といえば、未舗装の砂利道が多いのも特徴の一つ。快適にぶっ飛ばしてたら、いきなり舗装がなくなってスピン!なんてのは、イヤですよね。お気をつけください。また、崖っぷちの未舗装路なのに、ガードレールのない悪夢のような道も、南島にはときどきあります。実際落ちて大怪我をした日本人にも、僕は何人もお目にかかりましたし、不幸にして亡くなったというお話も聞いています。NZ南島は、「世界のド田舎」です。くれぐれもお気をつけあそばせ。

さて、紙面が尽きました。次回に続きます

画像上:両国の免許証。日本の免許を持っていれば、実技も筆記もいきなり最終試験を受験できます。
画像下:こんな「ハウス・トラック」を見かけることも。見とれて事故起こさないでくださいね。

【短信】いよいよ明日、三ヶ月ぶりにNZに戻ります。真っ青な空の下、NZのビールを傾けるのが待ち遠しい!(11/23)


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