|
ジャカルタで働き始めて早1年半が過ぎ、留学時代と比べて自由な時間が限られてきた中で、できるだけインドネシアの生活文化に触れようと、休日は街にくり出し、新たな発見を求め歩いています。
先日、久しぶりにインドネシア人の友人とショッピング。今日はどこの穴場へ連れて行ってくれるのかと思えば、着いた先はとあるオフィスビル。「あ、ここ、お客さんの会社があるビルだ」と思いながら付いていくと、数名の日本人の方々と、上は50才代、下は高校生くらいのインドネシア人が囲碁をしているではありませんか。何でも最近囲碁を始めたから一緒にやろうとのこと。「私、やったことないよー」、日本人は誰でも囲碁をできると思っている友人でした。
彼女は大学で日本語を学び、将来は「インドネシアと日本の架け橋」になることを夢見ている学生です。まだ日本へ行ったことのない彼女は、時間があれば日本のドラマを観て日本の生活文化を理解し、日本の音楽を聴きながら日本語を勉強しています。
インドネシア人の“日本大好き”モードは至る所で見られます。本屋では日本の小説のインドネシア語訳が並べられ、コミックの売場では日本のコミックがずらり。CD屋さんでは日本人アーティストのブースも設けられ、平井堅、ケミストリー、スピッツ、ラルク・アンシエル、浜崎あゆみ等のアルバムがずらり。若手のアーティストに人気があります。
「食」に関しては日本食のレストランがたくさんできています。本格的な日本食を食べることができるレストランから、インドネシア風にアレンジされている料理を日本食として作っているレストランと様々。脂っこい食べ物の多いインドネシア料理と比べ、日本料理はとてもヘルシー。最近インドネシアでの健康ブームを背景に日本料理は人気です。
あわせて日本茶にも注目が集まっています。お茶の成分を含む飲料が多く販売されています。飲料だけではなくお茶の葉成分入りの化粧水、シャワーソープも人気があります。なんでも美白成分があるからだとか。インドネシアの日本人気、まだまだ冷めないようですね。
-文中の画像-
画像右上:囲碁対局の様子。定期的に4カ国(インドネシア、日本、中国、韓国)友好試合も行われるそうです。
画像左上:日本のコミックのインドネシア語版がズラリ。「ドラえもん」、「ONE PEACE」は根強い人気です。
画像右下:日本のお弁当屋さんが、ここではレストランとして進出。
画像左下:レストランで出された料理だが、日本食とはちょっとかけ離れている??
  
画像左:日本からのメディアの影響も強い。日本の料理番組「料理の鉄人」もインドネシア版として人気がある。番組の進行内容は全て同じ。ちなみに、鉄人はインドネシア料理、中華料理、西洋料理の鉄人が競い合う。
画像中:書店に並ぶ日本のコミックのインドネシア語版。テレビでは日本のアニメも放送されています。インドネシア語吹き替えなので、インドネシア語の勉強になります。
画像右:日本の財団主催で、日本語弁論大会が行われます。日頃の勉強の成果を発揮します。
【短信】2006年新しい年が始まり早1ヶ月、宗教的なまつりごとが頻繁に行われる当地では、29日の中国正月が目前に迫っているということもあり、デパートやショッピングセンター内、ホテルでは赤や金色で作られた、派手な飾りが目立つようになりました(←左の画像は、中国正月モードのショッピングセンター)。
つい数年前まではスハルト政権下で長い間、中国語の使用はもちろん、教育に至るまで影響が及びました。中国正月だからといって、今のようにこんなに公に派手に飾られることありませんでした。インドネシア政府が『国民の休日』として中国正月を認めたのは2003年からです。 先日、中華系インドネシア人の友人家族と食事に行きました。家族同士の会話はインドネシア語、友人のご両親と会話をしていて、単語で不明点があって漢字で説明しても、通じませんでした。親の代からは既に中国教育を廃止していたせいで漢字の読み書きができません。歴史的な影響はこんなところで出てきています。(1/26)
|