■インドネシア人の健康管理 2005.12.5 update

当地ジャカルタでは地元の人を含め、外国人は外を「歩く」ということが少ない。公共機関である大型バスや小型バスをはじめ、バジャイ、ベモと呼ばれる三輪車タクシー、オジェック(バイクタクシー)、ベチャ(自転車タクシー)を使い、至る所まで乗り物を「足」として駆使している(時々、馬車も見かける)。

外国人の場合、駐在でこちらに来ている人にはたいてい会社から車が与えられる(会社より「外を歩くことは危険」として、一般のタクシーを利用することを避けるようにと言われているところが多い)。家→車→会社→車→・・・という移動方法。しかも建物の中は冷房が効いている場合が多いので、汗をかくということもない。こういう環境で生活をするものだから、自分から進んで運動をできる環境を探さなければ運動不足を感じ、健康管理も難しくなる。今回はインドネシアでの健康管理、運動意識について書いてみます。

先に書いたようにこういった環境から運動不足を感じたり、不健康な食生活になりがちなジャカルタでの生活ですが、最近周りを見ていると、健康を意識している人が増え、それにあわせ、エクササイズに対する意識が高まり、大型ショッピングセンターができるに付随してスポーツジムなどの施設も増えています。

とはいえ、スポーツジムでエクササイズができるのは経済的に余裕のある人達。一般の人の運動方法はというと、週末、特に日曜日に早朝から散歩に出かける人が多い。普段は交通渋滞で混雑しているジャカルタ市内の大通りは、日曜日の早朝から午前10時頃まで一部歩行者のために開放。公園、大学のキャンパス内と様々な場所を散歩の場所として利用している。その他、バトミントンやサッカーをして体を動かし、日頃の運動不足を解消しているようです。

様々なエクササイズ方法が流行っている中で、密かなブームであるのが「ホットヨガ」といわれるヨガの一種。日本では既に有名であると聞いていますが、ジャカルタでも一カ所見つけました。場所はケマン(Kemang)というお洒落なお店が集まっている地域の一画。今年一月にできたばかりで、ピクラムヨガ専門スタジオ「Yoga@42°」

ピクラムヨガとは42℃の高温の中で行うヨガ。温度が高いと体の筋肉が温まり柔らかくなって、関節を痛める事なく無理なく汗を流すことができる。ピクリムヨガでは90分の間に、決められた26のポーズを全てこなしていく。立ったり座ったり寝そべったりと早いペースでポーズを変えていかなければならない。休憩する余裕はないので、ついていくのに一生懸命。集中しているので、90分という時間もあっという間に感じられる。

ただでさえ普段は車などで体を使うことが減っているにも関わらず室内ではクーラーで温度を下げすぎているので汗をかかない(かけない)生活。汗をかくことで体の老廃物を出して体をキレイにし、疲れを癒し、リフレッシュできるということで病みつきになる人も多い。インストラクターはオーナーでもある20代後半の女性で、アメリカに留学経験もありバリバリに働く元キャリアウーマン。本人も日頃感じる仕事のストレスを解消するためにヨガを始めたそう。丁寧に教えてくれるので初めての人でも安心して参加できる。

レッスンの様子を写真におさめることができなかったが、エアロビクススタジオのように自分の姿を確認できるように鏡ばりになっている。ただ汗をかくだけでなく、集中力を要するので精神力鍛錬をしたい方にもおすすめです。

運動に対する意識は高まりつつありますが、食べることが大好きなインドネシア人。一歩外に出れば、屋台では様々な地方の料理を食べることができます。「食」に対する健康管理は後まわしのようですね。

-文中の画像-
画像右上:小学生も三輪タクシーを「足」として利用します。
画像左上:バイクタクシーの乗り場は至る所にあります。
画像右下:週末の早朝、ジャカルタ大通りは一部市民に開放されます。
画像左下:散歩の途中で、血圧と体重を計って健康診断。

画像左:週末の早朝、あるキャンパス内の風景。
画像中:空手らしきこともやっています。
画像右:太極拳らしきこともやっています。


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