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インドネシアでも日本のお菓子は大変好評で、何かの集まりにおよばれするときは日本のスナック菓子等を持参し、食べてもらうことが多いです。しかし、一度失敗した事があります。それはあるインドネシア人の友人と一緒に私の大好きなブランドのおかきを食べようとした時の事です。
「材料は何を使っているの?」と質問をされて、一緒に原材料が書かれている袋を見て、「米でしょ、植物油でしょ、調味料は。。。」、その中に「豚」という漢字を発見。慌てて袋を取り上げました。その友人の信仰宗教はイスラム教、豚肉はもちろん、加工食品であるハムやベーコン、ラードなどの豚の脂を使っている料理をいっさい口にしません。
イスラム教徒はご存知の様に、宗教上の理由で豚と犬を嫌います。彼らに取って豚は不浄の動物だということは知っていても、犬も同様という事実をしらない外国人も多いです。そういえば、ヒンズー教徒の多いバリ島に比べて、イスラム教徒の多いジャカルタには犬が少ないです。
本来、イスラム教徒は、鶏肉や牛肉を材料として使っているものでも「ハラル」と呼ばれるイスラム教徒用のものしか口にしません。食品の包装にはほとんど「ハラル」マークと呼ばれるものがついています。この表示があれば、安心して口にできるというわけです。
その他、イスラム教徒はアルコール類も口にしてはいけません。中近東の国々と違い、インドネシアのイスラム教徒はかなり大らかで(地方によって違いますが)、少なくともジャカルタに関しては、スーパーマーケットなどでは簡単にアルコールを手に入れることもできるし、最近は洒落たバーも多いです。
ある友人に言わせると、「酔わなければ飲んでもオーケー!」とかなり開き直っています。また、イスラム教の女性は必要以上に肌を露出してはいけません。これも中近東の国々に比べると、かなり緩やか、最近はタンクトップに短パンという格好の若者もよく見られます。
今年行われたミスユニバースでは、インドネシア人が数年ぶりに出場するかしないかで論議を醸し出したほど(ミスユニバースには水着審査があるため、肌を露出することはイスラムの教えに反するという理理由から)。国民の約9割がイスラム教徒のインドネシア、イスラム教だけでなく、他の宗教でも知っておいた方が良いタブーは多々あります。
宗教上の制約も多いですが、それだけではありません。日本での常識がインドネシアでは非常識になる可能性、またその逆もあり得るので、インドネシア人に失礼にあたらないように、基本的なタブーは知っておいた方がよいです。
よく例に出されるのが「左手」が「不浄の手」であるということ。これはイスラム教徒でもそうでない人も握手をする時、物の受け渡しをする時、物を食べるときは右手を使います。ホテルやデパートはもちろん、水洗トイレにトイレットペーパーを使っている所は多いですが、基本的には「おしりの洗浄」には水と左手を使います。
そんな「下の世話」を引き受ける左手を、他の用途で使わないように、小さい頃からしつけられているそうです。一般家庭のトイレにはトイレットペーパーがありません。初めは抵抗がありましたが、順応すると意外と気持ちが良かったりします。おしり洗浄機の「はしり」と思えば良いかもしれません。
今回はインドネシアでのタブーを一部紹介しましたが、日本にも言い伝えがあるように、インドネシアにもたくさんの言い伝えがあります。それはまた後日。。。
画像右上:イスラム教も安心して食べられる「ハラル(halal)」マークのついた食品
画像左上:飲み物にまで「ハラル」マークが。。。
画像右中:紙パック下段の青いラインの左側、缶の「空き缶はくずカゴに」マークの上に丸く印刷されているのが「ハラル」マーク。
画像左下:8月17日、インドネシアは独立60周年を迎えました。
画像右下:ショッピングセンターなどでは独立記念のイベントが行われていました。
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