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2005年、新たな気持ちでスタート!!っといってもインドネシアの年明けは、いたって普通。「わぁ、新しい年を迎える前になんかやり残したことないかな。。」と考えることもなく、緊張感もないまま年を迎えてしまいました。インドネシア人にとっての最大イベントはそれぞれが持つ宗教の暦によって違います。今年のインドネシアの年末年始のお休みもカレンダーどおり、1日、2日がたまたま土日で、2日間のお休みはありましたが、3日からは街はいつものように賑わいを取り戻していました。
年が明けたこの時期、よく目にするのはヒモで繋がれた牛や山羊です。道端の空き地には専用の簡易テントが作られ、その下で何頭もの牛や山羊がじーっと立っています。自分たちの運命を悟っているのでしょうか? 彼らの運命は犠牲祭でさばかれること。。。
今月21日は、犠牲祭(Idul Adhaイドゥル・アドハー)でした。イスラム暦でメッカ巡礼の期間が終わった翌日に行われるイスラム教徒にとって年間を通じて最も重要な行事の一つです。
犠牲祭。。。神が信仰心を試すために預言者アブラハムに対し、息子を犠牲に捧げるように言います。大切な息子を失うのに戸惑いながらも、神のために捧げようとする信仰心を称え、代わりに羊を犠牲に捧げるように告げられたというお話に由来しており、イスラム世界のお祭りの中でも最も大きなお祭りで、本来はメッカ大巡礼をした後に、それを達成したことをお祝いするために行われるお祭りだそうです。犠牲に捧げた牛・山羊の肉の一部は貧しい人々に振る舞われ、残りは家族、親戚、友人にも配られます。
アラビア諸国は一般的に羊を用いますが、インドネシアでは牛・山羊を用います。犠牲祭当日、全国各地のモスクでは礼拝が行われ、購入された牛・山羊がさばかれます。解体専門のおじさんがいて、一頭、一頭丁寧にさばきます。彼らが楽に死ねるように、一気に頸動脈に深くナイフを入れます。周りは血生臭く、息絶え絶えの牛や山羊の声が聞こえます。
行事に参加することも勉強だと意気込んで友人と見に行きましたが、正視はできませんでした。体中から余分な血を出した後は、牛、山羊の皮をきれいに剥ぎ、内蔵を取り出し、たくさんの人に配れるように肉を分けます。肉を買う余裕のない人にとってこの日は最高の日です。地域によっては行列ができるほど、人が集まり、肉を求め混雑します。
動物を殺すのは残酷だと思っていても、その犠牲があって、私たちが生きていけるという事実。ちょっと考えさせられた一日でした。常に感謝することを忘れずに毎日を過ごしたいです。
画像右上、左上:犠牲祭のために売り出し中の牛。牛を買うことができる人はお金持ち。たいてい6、7人で一頭購入するそうです。値段は様々ですが、先日聞いた値段は、牛一頭Rp.18.000.000( 約21万5千円)。
画像右下:山羊が吊されているところ。この後、皮を剥がれ、肉を細かく分けて、人々に配ります。
画像左下:配られたお肉を串焼きにして食べました。
【短信】スマトラ沖地震・インド洋津波から一ヶ月が経ちました。ジャカルタでもたくさんの義援金活動が行われたり、被災者の心のケアのボランティアに学生が現地に向かっています。復旧にはまだ時間がかかりますが、一日も早く、たくさんの人に笑顔が戻りますようにお祈りしています。(1/29)
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