|
インドネシアもようやく雨季が明け、お天気の良い日が続いています。日中は日差しも強くなり、気温も夏らしくなってきました。
最近バスや小型乗り合いバスを利用し、ジャカルタ市内に行くことが多いのですが、こういった公共の乗り物に乗っていて、ずっと思っていたことがあります。それは「高齢者」が少ないということです。私だけが感じていることかもしれませんが、街の中にはおじいちゃん、おばあちゃんが少ないのです。不思議に思って、素朴な疑問を寮の友人に投げかけたところ、一般的にお年寄りは家に居ることが多く、外に出ることは少ないらしいです。近所の人たちと家の前に集まって、楽しくお喋りをしたり、共働きをしている子ども達の代わりに、孫の世話をしたりと様々。
参考までにインドネシアで「高齢者」と呼ばれるのは、60歳以上の人のことをいいます。1980年の平均寿命は52.2歳、1990年は59.8歳、2000年は64.5歳、2020年は71.1歳まで上がるといわれています。高齢者人口は1980年に約800万人、1990年に約1300万人、2000年には約1800万人(全体人口の約8%)、2020年には約2900万人(全体人口の約11.4%)になるといわれています。
現在のインドネシアの人口は約2億2千万人です。私の見る限りでは、これから増え続けていく高齢者に対して、施設やサービスが充分でないように思います。特に交通に関して言うと、バスは段差があって乗りにくいし、電車はドアが開けっ放しで危険です。こういった公共機関の改善は経済的な問題も含め、まだまだ道が遠いようです。
ちなみに今現在インドネシア国内にある老人ホームは233あります。こんなに少ない理由としては、(1)まだ社会の中に、老人ホームが浸透していないということ(あまり関心がないらしい)、(2)年老いた親は子どもたちで面倒をみるのが当たり前、(3)老人ホームに自分の親を預けるなんてかわいそうだ、親を捨てるようなものだという昔からの慣習・考えが、特に地方ではかなり強く残っているそうです。インドネシアの老人ホームについて調べてみましたが、その報告はまた後日。
4月の総選挙に引き続き、今、インドネシアの街の至る所では7月5日の投票に向けて、大統領選挙に関するポスターや垂れ幕が目につきます。各候補者はテレビ・新聞など、メディアを利用したイメージ作りに力を入れています。CMはもちろん、公開討論番組、ニュースなど様々。ある候補者は自分のキャンペーンCMの中で歌を歌いながら登場したり、今インドネシアの若者の間で人気の番組に突如現れて歌ったり(若者文化に理解のある指導者ということをアピールし、好感度アップも目標に入れているようですね)。。。
4月に行われた総選挙のキャンペーンに比べて、全体的に華やかさに欠け、街頭のポスターも少なく、少し寂しいですが、初の国民投票による大統領選挙とあって、有権者数(約1億5千万人)も総選挙の時と比べて、4%ほど増加しているそうです。現大統領のメガワティを含め、5組の正副大統領候補が立候補します。
画像右上、左上、右中:ドアがずっと開けっ放しの電車、バス。電車の中が混んでいるとき、屋根の上に上がる人も少なくない(よく感電事故が起きているそうです)。
画像左下:キャンペーン運動参加の親子。候補者の旗を持っています。
画像右下:正・副大統領候補のステッカーがゴミ箱にまで・・。
|