■コスタリカ産コーヒーの魅力 2007.1.16 update

コスタリカは小さい国(人口420万人、日本の6分の1の面積)ですが、コスタリカ産のコーヒーは最高級のコーヒーとして国際的に大きな名声を獲得しつつあります。日本でもいくつかのコーヒーショップでコスタリカのコーヒーを味わうことができます。日本はコスタリカのコーヒーの輸出先として第3位、そしてコスタリカは日本のコーヒー輸入先として第8位となっており、重要なコーヒー貿易のパートナーとなっています。

コスタリカでコーヒーの生産が始まったのは18世紀末です。記録に残されている最初のコーヒー輸出は、1820年にパナマに向けた100ポンド(約46kg)の輸出です。19世紀半ばから始まったヨーロッパへの輸出はコスタリカに様々な影響をもたらしました。鉄道の導入、郵便サービスの発展、印刷技術の到来、コスタリカで最初の大学の創設、そして、中米の建築物の宝石とも言える、国立劇場の建設です。

コスタリカは1988年の行政令により、香り高く、洗練された風味を持つアラビカ種以外のコーヒーの生産を禁止している唯一の国です。50年にわたり、コーヒーの種子や樹木を研究し続け、良い品種のみ生産することに尽力しています。高品質のコーヒーを栽培するためには、日陰が重要です。コスタリカでは日陰樹として、果物の木や、土壌の浸食を防ぎ、エコシステムを守る樹木を用いています。これらの樹木の落ち葉や枯れ枝が、化学薬品を使わない、天然の雑草駆除に役立っています。そして同時に、有機肥料としての役割も果たします。

大地の実りを愛するコスタリカのコーヒー栽培農家が、コーヒーの樹木を心を込めて丁寧に取り扱っていることも高品質を保つ秘訣です。農家の80%が中小規模で栽培しています。コーヒーの生産は、コスタリカの社会経済発展の観点からも重要な役割を果たしており、そのため、コーヒーは「黄金の実」という愛称で呼ばれています。

栽培と同様、収穫も愛情を込めて行います。アラビカコーヒーの収穫には細心の配慮が必要であるため、伝統的に人の手で一粒、一粒丁寧に摘み取られます。日の出と共に、コーヒーの実の収穫を始めます。最高品質のコーヒーとなる熟した実だけが収穫されます。

コスタリカのコーヒー栽培地域は大きく7つに分かれています。うち80%以上は、標高1,000m以上の地域で栽培されています。適切な降水量は肥沃な土壌作りに役立っています。そしてちょうど今、乾季が収穫時期にあたります。酸味が強く、風味あるコーヒーを、コスタリカから世界中に届けています。

コーヒーは発見されてから今日まで世界中を魅了してきました。多くの人々が毎日コーヒーを飲んで楽しんでいます。コスタリカ・コーヒー協会(ICAFE)によると、1日4、5杯が適切な消費量ということです。コーヒーの成分はカフェインだけではなく、健康に良い、クロロゲン酸、ミネラル、アミノ酸、ナイアシンといった成分も含んでいるようです。また、暗記力を高める効果、頭痛の解消、血液中の酸素の増加、喘息予防、結石の抑制、発ガン性物質の中和などにも効果があるとして、ICAFEはコーヒーのイメージ向上に取り組んでいます。

いずれも、プラ・ビダ!なコスタリカの画像です!
画像上左:夕日に輝くコーヒー畑
画像上中:収穫済みのコーヒーを入れたバスケット
画像上右:昔コーヒー運送に使っていた牛車「Carreta(カレータ)」
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画像下左:コーヒーを一粒一粒手で収穫
画像下中:コーヒー畑に陰をつくるための日陰樹であるバナナの木
画像下右:19世紀のヨーロッパへのコーヒー輸出で富を得たコスタリカが建設した国立劇場。内装に使われた大理石やシャンデリアはヨーロッパからの輸入品。


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