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前回の章で、コスタリカはEco Tourが盛んな国と少しだけ触れた。今回はEco Tourについて書きたいと思う。ところで、Eco Tourとは一体どのようなTourであるのか?Ecoの語源 はEcology、生態学から来ている。Tourは観光旅行。つまりEco Tourは生態学の観光旅行と、何となく意味はわかるようだが、わからない感もある。
Nature tourと呼ばれる旅がある。生態学や動物学、歴史などに卓越した人物が、原住民ガイドと通訳、運搬役の人々を雇い、ジャングルなどの奥地に入り動植物の生態などを観察、研究してまわることだ。それらは時間的にも金銭的にも一般人には難しい。
Eco Tourは、日ごろ都会に住んでおり、特に運動をしていなく、生態学などの知識も無い人が、Tシャツや短パン、サンダルなどの軽装で、双眼鏡とビデオカメラを携えながら、サル、各種鳥、ワニやジャガーなどが生息する未開発の土地を、訓練されたEco Guideと共に歩き自然を楽しむと、そういう行為をEco Tourと私は考える。
なによりもEco Tourは楽しい。サル、ハナグマなどの集団がエサを食べている姿をみると自然と笑みがこぼれる。ボートに乗り濁色した大河に突然現れるワニに驚かされる。一生懸命に卵を産む海亀の姿に感動する。森林に包まれて歩くと本当に気持ちが良い。
そういう行動をした後、ガイドからの話に耳を傾けていると、段々と観光客の顔が変わってくる。自然の重要性、そして現在地球上に残された自然を保護する事の大切さが伝わるからであろう。日ごろ環境、自然保護などに関心が無い人に対して、それらの重要性、各自が何かをしなければいけないと啓蒙が出来ることからも、Eco Tourの存在価値がわかっていただけると思う。
Eco Tourに国立公園、自然保護区が利用される。コスタリカは国土の約25%を国立公園、自然保護区などに指定し、自然保護政策をしている。外国人観光客から国立公園入場料を徴収し、それらが国立公園管理の人件費、管理費などに利用されている。
そしてEco Tourは多くの雇用を生む。Eco Tour Guideをはじめ、国立公園までの移動、観光客用の宿泊ホテル、食事、お土産など多様だ。当たり前の事だが人間が生活するには金が必要だ。人間は歴史の中で自然の恵みを受けて生きてきた。動物を狩る、果物を採る、大木を伐採する、鉱山物質を採るなど自然と共に生きてきた。そして現在、自然は人間の終わりをしらない搾取の為に危険な状態になってきている。Eco Tourは自然を守りながらも経済的な効果を挙げる事に成功した新しい一例と言えるだろう。
画像右上:熱帯雨林
画像左上:ガイドと歩く熱帯雨林
画像右下:ボートツアー
画像左下:ジャングルリバーのほとりにあるホテル
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