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エジプトに初めて商業銀行が登場したのは1920年。タラート・ハルブという銀行家によってBanque Misr(バンク・ミスル)が創立されました。彼の銅像がダウンタウンの広場、彼の名前のついたタラート・ハルブ広場に建っています。そして現在、たくさんの銀行が存在しています。
私がエジプトに来た頃と比べると、銀行事情もかなり変わってきたように思いますが、日本とはかなり違います。当時(2001年頃)は、銀行といえども信用はならないと言われていました。知り合いの日本人もみんな銀行は利用してませんでした(今でも利用していない人はたくさんいますが)。それに口座を作るのも簡単ではありませんでした。最低預金額が高く、また外国人ということでいろいろと審査が厳しかった記憶があります。
1年ちょっとした頃にはこれが緩和され、日本でメインバンクとしていた外資系の銀行があったので、そこに口座を作りました。外資系の銀行なら大丈夫だろうと思ったからです。エジプトポンドとUSドルの2つの口座を作りました。
しかし、日本のようにATMがそこら中にあるわけではなく、お金を引き出すためにはその銀行の支店まで行かなくてはならず、とっても不便。入金も、封筒にお金を入れてATMから入金できるのですが、あとで銀行員がそれをチェックして入金が確認される形(欧米ではこの方式をとっています)なので、なんか不安なので窓口で並んで入金しています。しかし、いつも列ができていて、日本とは違ってイスもないし番号札を取るというシステムも整っていませんから、立って待たないといけません。混んでる時間に行くと疲れます。このようにサービス面では大いに違いがありました。それが今でも変わっていません。
4年ほど前にクレジットカードを作らないかと、その銀行から勧誘の電話がありました。まあ持っていても損はないかなと作ってみたのですが、結構手続きが面倒で、カードが手元に届くまで1ヶ月くらいかかりました。その後大きな問題が・・・日本で(というかどこの国でもだと思いますが)普通クレジットカードを利用すると、普通預金の口座から自動的に利用代金が引き落とされますよね。なんとエジプトでは自分で銀行に払いに行かなくてはいけないのです。銀行に支払機があって、そこで支払うわけです。そのことの説明がなかったので、何も知らずにそのままにしていると、遅延金というのが発生していてこれが発覚。ちゃんと支払い方法に関する説明も何もなかったことに対して抗議して、やっと3ヵ月後にこの遅延金が取り消されましたが、電話やEメールでやりとりして本当に大変でした。
現在ではインターネットによるオンラインバンキングというのが利用できるので、ネットで普通預金の口座からクレジットカードの口座に簡単にお金が移せるようになりましたが、やはり自分で処理をしなければいけないことに変わりはありません。またカードを作るときには、デポジットを払わなければならず、その金額以上は利用ができないことになっています。
例えば5万円のデポジットしか払ってなかったら、5万円しか使えないわけです。また利用の確認の電話もかかってきます。まあ、悪用されて大きな被害にあう心配は少ないという利点はありますけど、あんまりクレジットカードの意味がないような気がします。まだまだエジプトでは自動で何でもするよりは、手動の方が確実ということなのでしょうか。
そして驚いた事がもう一件、以前バッグを盗まれたことがあって、財布にはクレジットカード、ATMカードが入っていてそれも盗まれてしまいました。カードは再発行してもらったのですが、暗証番号を変えなくていいのか尋ねたところ、「ノープロブレム、問題なし」という答えが返ってきました。まだまだ日本のようなカード関係の犯罪が少ないからなのでしょうね。銀行に行く度に日本の銀行のサービス、セキュリティは質が高いなと実感します。
画像上:スーパーマーケットの上に出っぱってるのが銀行です
画像中:外資系の銀行も増えてきました
画像下:ショッピングセンターの前にあるATM |