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先日、6ヶ月程カナダに滞在していたうちのアパートの大家さんが戻ってきました。奥さんのカイロに久々に戻っての感想は、「いろんな事がたった6ヶ月で変わってしまったわ。物価の高騰、そして何?この渋滞のひどさ!」でした。
そうなのです。本当に、最近の道路の渋滞といったらひどいものです。道路が空いているのは、金曜日の朝、昼だけ。以前は、金曜日は終日、そして土曜日も結構空いていたのですが、最近では、金曜日の夜、土曜日の午後などは結構渋滞が見られます。先日も、いつもなら15分で行けるところが、45分くらいかかってしまうなど、本当に時間が読めない状態になってきています。
確かに以前から渋滞というのは、日常茶飯事でしたが、だいたい何時どこら辺が渋滞するか、ある程度わかる状態でした。でも最近は、いつでも、どこでもといった状態です。私の住んでるモハンデシーン地区(カイロ中心部)というのは特に渋滞がひどく、タクシーに「モハンデシーンまで」というと断られるケースが多く、午後の渋滞時はタクシーを拾うのも一苦労です(エジプトのタクシーは行きたい場所をまず告げて、乗ります。行きたくない場所であれば運転手が断ってもOKです)。
渋滞を緩和するために、環状道路が作られてきましたが、その環状道路も最近では渋滞する始末。日本であれば、渋滞という言葉は通勤時か大型連休の時にしか耳にしませんが、カイロでは、夜中ですら渋滞があるのです。夜中の3時くらいに渋滞にあったことがあります。現在のカイロ市内の道路の許容台数が50万台なのに対し、300万台ぐらいは走っているということなので、渋滞はあたりまえです。
いったい何が原因なのでしょうか? 乗用車の台数が増えたといってしまえばそれまでですが、これは乗用車を買える人が増えたということ。10年ほど前には、オンボロ車がたくさん走っていましたが、最近はきれいな新車をよく見かけます。つまりそれだけ人々の収入が増えたということ。そしてみんなが買い物や娯楽などが目的で外出する人が増えたということではないでしょうか。
また観光業も順調で、観光用バスなども新車がどんどん増えているのも原因の1つだといえるでしょう。こういったことはエジプトにとって喜ばしいことではありますが・・・しかしこの渋滞によるストレスはかなりのものですし、タクシーも渋滞を理由に高い金額を要求してきます。
公害もひどく、スモッグで町全体が霧のようにかすんで見えるときもあります。カイロの公害は世界で四番目にひどいと聞いていますが、三番目になる日も近いのでは・・・車の量を減らすことはできませんし、これ以上道路を増やすのもむずかしいでしょう。
私個人の意見としては、もっと交通整理をすれば、だいぶましになると思うのですが。「車は車線関係なく隙間があれば割り込む」「信号がない、あっても誰も守っていない」「主要交差点にだけ交通整理の警官がいる」「二重駐車どころか、三重駐車有りの道路」・・・これらをもっと整備し、交通法規を守らせればかなり道路の状態はよくなると思うのですが、今さら変えていくのはむずかしいでしょうね。
エジプト政府はいったいこの渋滞問題をどのように解決してくれるのでしょうか? しかし、このエジプトですぐに解決されるとは思われませんので、しばらくは、この渋滞のストレスと戦っていくしかないのでしょうね。
画像上:突き当たりの道路も渋滞で詰まっていて、車は全く動かない状態。
画像中:狭い道路に二重駐車。車の通る場所なし。
画像下:荷車を引く馬車も平気で道路を通行。 |