■ニセミネラルウォーター??? 2007.9.18 update

エジプトと言うと、お腹を壊すというイメージが観光客の中で定着しているようです。確かに10年以上前はほとんどの人が下痢をし、エジプト航空の日本への帰国便のトイレは長蛇の列でした。これは衛生の悪さからくるもので、ほとんどが細菌性のものでした。ガイドブックなどにも、生水を飲むなとか、生水で洗った野菜を食べるなと書いてありました(いまだに書いてありますが)。こちらでは、エジ腹になると言っています。

こういった類の下痢は本当にすごい状態になります。お腹が大洪水といった感じでしょうか。私もかつて2回ほど経験したことがあります。どちらも共通点は、プールの水を飲んだこと。明らかに細菌性の下痢です。これはエジプトに住む前の話なので、きっとこちらに来て免疫ができたのかもしれませんね。

細菌性の下痢なった時は、下痢を止めてはいけないらしいです。菌を体外に出してしまわないといけないわけです。そして脱水症状にならないように、水分をとらなくてはいけないとのこと。大使館の医務官の先生によると、水1リットルにつき砂糖8杯、塩1杯の割合の「治療水」というのがいいそうです。あるいはスポーツドリンクでもいいようです。ひどい場合はお医者さんに見てもらって、注射をおしりに1本打てばすぐに治りますが(こちらでは注射はお尻です)。とはいえ近年衛生状態も良くなり、こういったことは減ってきています。

冬にはお腹を壊す人は大変少なくなりました。しかし夏となると急激に増えます。これは、日本でも夏はO157の問題などもあるように、暑さで物が腐りやすいこともありますが、多くの場合は暑さや過密スケジュールによる疲れからくるもののようです。

またミネラルウォーターにも原因があるのではないかと言われています。エジプトの観光客の多くはヨーロッパ人です。ヨーロッパの水は硬水なので、それにあわせてか、カルシウム分の多く含まれた硬水の水が今まで主流でした。軟水に慣れている日本人がこれをたくさん飲むとお腹をこわしやすいということなのです。最近は、カルシウム分の少ないミネラルウォーターもいくつか出てきました。「Hayat」や「SIWA」などが飲みやすいです。

しかし、先月の新聞で、何社かのミネラルウォーターが、生水を沸かしたものが入っているという記事がでていたそうです。かつてよく生水をそのまま入れて売られているものがあるので、蓋がちゃんと閉まったものを選ぶようにといわれていましたが、最近そういったものをあまりみかけなくなったのでびっくりです。

まあ、日本人には生水を沸かしたものが一番合うということを聞いたことがあるので、いいのかもしれませんが、ニセものはダメです。あるエジプト人の間では、最近「BARAKA」というブランドがあまり売れなくなり、ボトルのデザインを新しくしたし、もしかしたらその会社から出たデマかもなどと言っている人もいます。はたして真相はいかに・・・!?

画像上:左が「Hayat」、右が「Safi」。どちらも比較的軟水のミネラルウォーターです。
画像下:鉱泉のあるシーワオアシス。ミネラルウォーターの工場もあります。


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