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エジプトでよく飲まれている飲み物は、紅茶とコーヒーです。イスラム教徒はお酒をのみません。お酒は外国人が利用するホテルやレストランでしか提供していません。ということで、エジプトの喫茶店というのは、日本の居酒屋、パブなどの役目もしているといえるのではないでしょうか。街のあらゆるところに喫茶店があり、人々の憩いの場所となっています。昔ながらの男性しかいかないような喫茶店、女性でも気軽に入れるおしゃれな喫茶店も最近増えてきました。
そして、そこで一番飲まれている飲み物は「シャイ(紅茶)」でしょう。このシャイには、普通のティーバッグの紅茶と、シャイコシャリといって、粉の紅茶をスプーン一杯ぐらいガラスのコップに入れ、お湯をそそぎ、葉が沈むのを待って飲むというもの。結構いい味がでます。英語ではdust tea(ダストティー)と表示されます。有名なこの紅茶のブランドで、「Arosa(アローザ)」というのがあります。このアローザには花嫁さんという意味があって、パッケージには花嫁さんの絵が印刷されています。
日本にいると紅茶といえば、ミルクティーやレモンティーを飲むことが多いですが、エジプト人の場合は、ミントティーというのをよく飲みます。「シャイ・ビ・ナーナー」と言って、フレッシュなミントをたくさん入れて飲みます。ミントのティーバッグと普通の紅茶のティーバッグと二つでてきて、一緒に入れて飲むこともあります。またミントと紅茶の葉をミックスしたティーバッグも出てきました。またハーブ系のものとして、アニスティーというのもよく飲まれていますが、日本人には好き嫌いがあるのではないでしょうか。
また、人気の飲み物として、ハイビスカスティーというのがあります。ハイビスカスの花をハーブティのようにして飲みます。またこれを冷やしたものがハイビスカスジュース。濃いピンク色をしていて、ちょっと酸味があり、ビタミンCが豊富で体に良いです。スーク(市場)などに行くと香辛料屋などで、乾燥させたハイビスカスが山盛りになって量り売りされています。もちろんティーバッグのものも売られています。
そして最近、スーパーなどに行くとよく見かけるのが、中国の緑茶です。緑茶とアップルとか、緑茶とオレンジなどというバリエーションもあります。知り合いのエジプト人宅でこの緑茶をだしてくれるのですが、一緒にお砂糖がでてきたりします・・・中華レストランなどに行くと、この緑茶がでてくることがほとんどです。
紅茶に対してコーヒーですが、コーヒーのことを「アホワ」と言います。コーヒーに関しては日本のようなコーヒーは高級ホテルに行かないと飲むことができません。これはアメリカンコーヒーとかフィルターコーヒーとよばれています。一般的には、アラビアコーヒー、インスタントコーヒーが主流です。
このアラビアコーヒーというのは、トルココーヒーと同じようなもので、コーヒーの粉にお砂糖を混ぜたものを煮立てて、その上澄み液をデミタスカップに入れて飲むというもの。カルダモンという香辛料が入っているので、ちょっとくせがあります。注文するときにお砂糖はどれぐらい?ときかれます。相対的にエジプト人は甘い物好きなので、甘いのを飲む人が多いです。紅茶などを頼んでも、お砂糖の袋が3つ、4つでてくるのが普通。あとインスタントコーヒーというのは、「ネスカフェ」と、メーカー名がそのまま使われています。「ミルクは別に」と頼まないと、ミルクがたっぷり入って出てきます。
以前、友人が、「紙巻タバコを吸う人はアラビアコーヒーを飲む人が多く、水タバコを吸う人は紅茶を飲む人が多い」と言ってましたが、確かにその傾向はあるような気がします。私自身は日本ではコーヒー派なのですが、エジプトでは紅茶を飲むことが多いです。これはエジプトの暑い、乾いた気候のせいかななんて思ってるのですが、どうなんでしょうね。
画像上:ガラスのコップで出される紅茶
画像中:フレッシュなミント
画像下:「Arosa tea」のパッケージ |