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エジプト国内の主な観光地を飛行機の路線が網羅していおり、ルクソールーアスワン間約200キロをほんの30分程度で移動することができます。しかしそこを船でクルーズするというのが、人気となっています。特にゆったり旅行が大好きな欧米人の間でこの船の旅が大人気です。古代の時代、あのクレオパトラもシーザーと新婚旅行でクルーズをしたそうです。最近このクルーズ船に乗る機会が多かったので、ナイル川クルーズがどういったものか紹介してみたいと思います。
アスワンから南のナセル湖をクルーズするといったナセル湖クルーズというのもありますが、なんといってもルクソールーアスワン間を3泊ないしは4泊でクルーズするものが主流です。上りは時速12キロから16キロ程度、下りは16キロから20キロ程度で航行します。そして船室ですが、豪華な船になると船室も高級ホテルとかわらないものもあります。船室は50室から70室程度です。
最近就航した船では、バスルームにスチームサウナ、ジャグジーなどの装置があり、テレビもプラズマテレビを搭載しているものもあります。部屋の広さは通常のホテルに比べると狭さは感じられますが、十分快適です。先日乗ったクルーズ船の会社は、バスルームにサウナ、ジャグジー完備、ベッドの方向も変えられるという全室広いスイートルームの船を来年新しく就航させると言っていました。年々各船会社が競って豪華なクルーズ船が登場するでしょう。
クルーズ船に乗船中は、毎晩なんらかのイベントがあります。もちろん船によって多少違いはありますが、カクテルパーティといって、カクテルやジュースを飲みながら乗員の紹介などがあったり、ベリーダンスショー、ヌビアンダンスショーという民族ダンス、そしてクルーズ船名物「ガラベーヤパーティ」。これは、ガラベーヤというワンピースのような民族衣装をみんなで着て、ダンスしたりゲームをしたりするというものです。船にはいろいろな国籍の人々が乗船していますが、各言語のガイドが通訳をするので、みんなで一緒にゲームを楽しめます。また、夕暮れ時には船上デッキでティータイムなどもあります。
観光に関しては、途中エドフ、コムオンボに立ち寄り観光できるのが船ならではのものです。もちろん陸路での移動でもできますが、この場合、時間がかなり制約されゆっくり見ることができません。船の場合はゆっくり時間をとってくれます。観光もいいですが、クルーズの一番のおすすめは、航行中デッキでのんびり過ごすこと。ナイル川沿いののどかな緑が広がる風景、これを見ながらゆっくり流れる時間を本など読みながら過ごすのは、とっても贅沢な気分になれます。
途中川岸にエジプトと日本の国旗がついた小屋が見えると思います。これは日本のODAによる「フローティングポンプ場」で、ナイル川の水を汲み上げ近辺の農地に供給するための灌漑施設です。またエスナには水門があり、水門を通って行くときもなかなかおもしろい体験ができます。これはアスワンとルクソールの水位が6m差あるのでここに水門を作って調節しています。しかしこの水門が曲者で、1時間に2隻しか通れないので大変時間がかかります。ここで1日近く待たされることもしばしば。この水門にあわせて船の航行スケジュールが決められます。
ということで船はここでずっと泊まっていますので、それを利用して土産物売りたちが小船でやってきて、船のデッキに布製品を中心にみやげ物を袋に入れて、投げてきます。いらなければ投げ返すのですが、失敗して川にポッチャンということもよくあります。買うときは、別の商品を投げてくるので、そこにお金を入れて投げ返すという方法をとります。結構このやりとり楽しめます。海のクルーズに比べ、気軽に楽しめるナイル川クルーズ、一度経験してみてはいかがでしょうか。
画像上:ナイル川沿いののどかな緑が広がる
画像中:船上デッキでのんびり過ごすと、とっても贅沢な気分になれる
画像下:ガラベーヤパーティ。ガラベーヤというワンピースのような民族衣装をみんなで着て、ダンスしたりゲームをしたりする
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