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これを執筆している現在、世界中がワールドカップサッカーで盛り上がっていますが、エジプトでもこの話題でもちきりです。以前にも書きましたが、エジプトでは、オリンピックよりも何よりもワールドカップサッカーに対する熱中度はすごいです。エジプトのチームが出場していないにもかかわらずです。
エジプトがワールドカップに参加したのは、1990年のイタリア大会が最後で、ずっと未出場が続いています。かつてはアフリカ一の強さを誇っていたエジプトですが、それに甘んじていたためか、いつの間にか、カメルーンやガーナに追い抜かれてしまったのです。しかし自国のチームが出てなくても、サッカー好きのエジプト人たちはワールドカップに熱中します。前回の2002年の日本で開催されたときは、エジプトの国営放送局が放映権を持っていたので、誰でも家のテレビで試合を見ることができました。時差の関係で試合の放送が昼間だったので、仕事もせず試合を見ていた人々も多かったです。
当時私が働いていた会社は国営の会社で、もともとあくせく働くといった雰囲気はなかったのですが、どこからかポータブルテレビが出てきて、みんな仕事そっちのけで試合を見てました。もちろん隠れてこっそりなんてことはなく、堂々とです。まあこれはエジプトに限ったわけではないでしょうけど。そういえばイタリア大会の時に、ホテルの従業員がみんなロビーのテレビのところに集まって、試合に熱中してお客はほったらかしだったのを思い出します。
しかし今年は様相がすこし違います。というのは、今年は国営のテレビチャンネルで試合を見ることができないのです。つまりエジプトは今年は試合の放映権を持っていないということなのです。唯一エジプトでワールドカップの試合が見られるのは、「art」という有料の衛星チャンネルのみ。この衛星チャンネルはサウジアラビアの富豪が経営しているもので、彼は衛星も持ってるそうです。やはりサウジアラビアの富豪は桁が違います。
ということで、家でこの「art」のチャンネルを契約するか、「art」を契約している喫茶店やレストランに行って見るか、ホテルで見るしかないわけです。私の知り合いで、ワールドカップのために家で新たにチャンネルの契約をしたという人はいませんでした。ほとんどの人が喫茶店などに行ってみていました。でもお店も契約料を払っているので、ミニマムチャージをとっているところがほとんど。20ポンド(約400円)程度でしょうか。ドリンク類はだいたい10ポンド以下なので、飲み物だけではなく食べ物もたのむことになります。
また各ホテルが特設会場を作っていて、ある高級ホテルなどはミニマムチャージを80ポンドとってるところもありました(泊まり客も払わないといけないとのこと)。そこに行った同僚の話によると、大きなスクリーンがいくつもあって快適に見ることができるようです。ですからワールドカップ開催中、夜はどこの喫茶店もホテルもそして道路も大混雑。通常サッカーの試合がある日は道路ががらがらになって、シーンとするのですが反対です。
しかしながら、こういったことはある程度生活に余裕のある人ができることなので、みんなが試合をみることはできないのですよね。なんか納得いかないなというのが今回のエジプトにおけるワールドカップ放送に対する感想です。ぜひ次の2010年の南アフリカ大会ではエジプトが出場して、みんなで試合を見たいものですね。日本対エジプトなんていうのもあるかも・・・
画像上:ホテル内のワールドカップ用特設会場の案内
画像下:ワールドカップチャンネルの「art」の看板のある喫茶店
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