■古代の神様がシンボル・エジプト航空 2006.4.18 update

エジプトでは、国際線、国内線を扱っている航空会社といえば、エジプト航空。チャーター便を飛ばしている会社は何社かありますが、エジプト航空の独壇場といえます。日本から直行便があるのは、エジプト航空だけです。現在、成田空港から週3便、関西空港から週2便就航しています。以前は日本航空も就航していましたが、湾岸戦争の時に廃止となって以来、飛んでません。一応74年の歴史のある航空会社です。昔は白地に金色と赤が基調の機体でしたが、今は白地に青と赤が基調となっています。個人的には、昔の方がエジプトらしくて好きでしたが。そしてエジプト航空のロゴマークは、古代エジプトの神様、ハヤブサの姿のホルス神です。ホルス神は空の神様なのでシンボルとして使われているわけです。

実は私が初めて国際線の飛行機に乗ったのがエジプト航空でした。まだ金色と赤が基調の機体の頃でした。今は他航空会社とそれほど、かわりませんが、当時は今と違ってすごく特徴があったのを覚えています。まず機体が古い。たしかどこかにスイス航空の文字が入っているのをみました。つまりスイス航空の払い下げの機体だったわけです。機内はなんか香辛料のような特有の臭いがし、機内食はとってもまずい。成田空港からマニラ・バンコク経由で20時間くらいかかったと思います。でも乗務員の方は親切だった記憶があります。日本人乗務員の方と一緒に写真も撮りました。なんか最後には愛着が沸いてました。やはりこれもお国柄なのでしょうか。

かつては、完全に国営だったので、いろいろ問題の多い航空会社でした。遅延、オーバーブッキングは日常茶飯事。遅延してもなんで遅れているのか、いつ飛ぶのか教えてくれないので、ひたすら待つしかない。国内線などオーバーブッキングだらけで、座席のない乗客をコックピットに乗せるなど、日本では考えられないことが度々起こってました(まあ、エジプト自体考えられないことは、常に起こってるわけですが)。

また、関西空港から、ノンストップ便が就航した頃は、時にはバーレーンで給油をし、時にはノンストップで飛びという状態で、今日はバーレーン経由ですか?と乗務員さんに尋ねて、経由しないという言葉を聞いている途中で、機長が今日はバーレーン経由というアナウンスを流してたなんていうこともありましたね(乗務員さんは知らされてないと言ってました。その逆もありました。うそみたいな本当の話です)。

そんなエジプト航空ですが、近年一部民営化されて、サービスもだいぶ向上されたようです。エジプトは観光業が重要な産業なわけですから、当然といえば当然なのですが。遅延もかなり少なくなりました。たまに早く到着します。以前に、飛行機の出発時間にすでに目的地に到着していたことがあったくらいです(これって日本じゃありえない)。オーバーブッキングも以前に比べるとかなり減っています。

最近、他航空会社同様、マイレージサービスも始まりました。でも正直言って、どことも提携してないので、エジプトに住んでる人以外は、ほとんど利用価値はありません。そして、まだシステムが確立されてないのでしょう。入ってないマイルを入れてもらうのに半年、ゴールド会員になっても、カードが届くまでにまたまた半年。何回もマイレージの部署とやり取りして、結局オフィスまで出向いて、やっと先日ゴールドカードを受け取りました。他の航空会社では有り得ない、やり取りと無駄な労力が・・・担当者は、親切だったのですけど。と、まあエジプト航空とは長いお付き合いでいろいろなことがありましたが、でもなんか憎めないのがエジプト航空なのです。

画像上:エジプト航空のロゴマーク
画像中:エジプト航空の機内誌「HORUS(ホルス)」。ホルスは古代エジプトの神で、ハヤブサの姿をしています。
画像下:やっと届いたエジプト航空ゴールドカード


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