■カイロ日本人会 2005.11.21 update

現在エジプトには、800人ちょっとの日本人が住んでいます。そのうちカイロ在住が700人ほどを占めます。多くの国には在住日本人のための組織が存在していますが、ここエジプトにもカイロ日本人会というのが存在します。会員数は約500人、法人会員と個人会員に別れ、個人会員は約80人で、法人企業は50社ほどあります。場所は、ザマレク地区というナイル川の中洲の島にある高級住宅街のアパートの一室です。このザマレク地区には、多くの日本企業があり、その駐在員の方たちが住んでいます。

この日本人会事務所には、日本語の本や日本語の映画、テレビ番組などのビデオの貸し出しや、「売ります、買います」などの情報交換用掲示板、日本語衛星放送が見られるテレビ、会議室などがあり、ここに住んでいる人々の交流の場となっているのです。私もここに行くと、いつもNHKの放送などを見ながらくつろいでいます。このカイロ日本人会はエジプトの法律に基づき法人格を取得していて、日本人学校も運営しています。

またその他に日本人会では、いろいろなサークル活動を行っています。コーラス、生け花、ブリッジ、テニス etc… 恒例の年間行事などもあります。テニス大会、ソフトボール大会などのスポーツ行事や、夏祭りなど。私は、今年はこの9月に開催された、夏祭りに参加しました。今年は日本人学校の校庭にて、屋台での日本食の販売や、金魚すくいやヨーヨーつりなどの夜店、盆踊りやお御輿、福引抽選大会などがあり、ここはエジプト?と思うくらい「日本」一色となっていました。浴衣姿の人がいたり、ハッピを着ている人がいたり。日本にいたら、別にどうっていうことはないことが、このエジプトでは特別になります。

また今年は、ここカイロで世界柔道選手権が開催され、日本人会で応援団を作って、日本選手を応援しました。私も初日の開会式の日に、紙製の日の丸の旗を振って応援してきました。このように日本人会では、様々な活動を行っています。

そして、日本人会の会報というのがあって、その名が「パピルス」。この「パピルス」というのは、古代エジプトの時代から伝わるパピルスという植物から作る紙のようなもので、現在では、エジプトの代表的なお土産となっているものです。ここから名前をとって「パピルス」。カイロでの生活のよき情報源になっています。

これはボランティアの編集部(この編集員のことを「花子」と呼んでいます)によって 隔月で作成、発行しているものです。内容は、この「花子」たちによる体験コーナーやレストランの紹介、読者による投稿記事、料理のレシピなど、なかなか充実した内容なのです。私も一時期この「花子」に参加したことがありますが、結構楽しかったです。

また日本人会では、今年より新しい試みで、会員に対して、Eメールによる各種情報の伝達(例えば日本大使館からの連絡など)、また緊急時にはSMSと呼ばれる携帯のショートメッセージを使った情報伝達方法が取り入れられています。今年はさっそくシャルム・エル・シェイクでのテロ事件の時に、各邦人の安否を確認するために使われました。日本を離れ、このエジプトで暮らす我々にとって、このカイロ日本人会は、大きな存在なのです。

画像上:夏祭りでの盆踊り大会
画像下:日本人会会報「パピルス」


<<もどる