■日本の生活と比較して 2005.8.15 update

エジプトで暮らしてみて、日本と比べてもちろん不便な点は多い。日本は、物が豊富だし、便利な物ばかり。百円ショップやコンビニでさえ、生活に必要な雑貨はほとんどそろっているといっていいのではないでしょうか。

はっきり言ってエジプトは物が少ないので不便です。日本に里帰りしてエジプトに帰ってくるときの荷物はすごい量です。そして、何でも期日が守られ予定通り進む。それに比べてエジプトは、良く言えばおおらかでのんびり、悪く言えばいい加減。アラビア語に「ボクラ(明日)」という言葉があるのですが、何かをたのむと、いつも「ボクラ、ボクラ」、そして明日になっても「ボクラ」。永久に「ボクラ」は来ないんじゃないかと言いたくなるほど。

道を渡ろうと思っても、信号は稼動してないから、車がガンガンと追っている道路を命がけで渡るしかないわけです。日本に帰ってくると容易に道が渡れることに感動してしまいます。また、日本では無愛想な店員やタクシーの運転手とケンカをすることもなく、すごく良いサービスが受けられます。

と、これだけ書いたらエジプトって最悪?と思われるかもしれませんが、日本に帰ってみると、こんなエジプトでも意外と便利なところがあることに気づくのです。まあ、これは日本での生活の仕方によって意見は違ってくるとは思いますので、あくまでも私個人の意見ですが・・・

まず一つ目、日本って意外と移動に時間がかかるのです。エジプトだと移動はタクシーなので、行きたい場所まで楽に行くことができます(タクシーの乗り心地はとっても悪いですが)。日本でタクシーを乗り回すなんて贅沢はなかなかできません。日本で車を持っていない私にとって、バス亭や駅まで歩いていくことは大変面倒です。

二つ目、スーパーやレストラン、ファーストフード店の宅配。最近では宅配してくれる店も増え、インターネットショッピングなども普及してはいますが、やはりまだまだ日本では、買ったものをそのまま持って帰ってくることの方が主流ですよね。買い物に行くと結構重い荷物を持って帰ることになります。でもエジプトだと少額の手数料で宅配をしてくれます。

三つ目、なんでもやってくれる門番さんや、家の掃除をしてくれるお手伝いさんがいる。日本のマンションにも管理人さんというのがいますが、それとはまた違います。門番さんは「バワーブ」と呼ばれ、ちょっとした買い物や、修理をしてくれます。ちなみに私はうちで飼ってたウサギの餌を買いに行ってももらったり、切れた電球を換えてもらったり、水周りや電気製品の簡単な修理をしてもらったりしています。もちろんチップは払うわけですが、うちの門番さんはとてもいい人で、「そんなのいらないよ」などというめずらしい人です。チップ、チップとうるさい門番も多いというのに。

四つ目、おいしいフルーツが安く豊富に食べられる。見た目は日本のようにきれいじゃないです。でも甘味があっておいしいのです。夏のマンゴ、スイカ、冬のオレンジ、メロン。日本では、一つ何千円もするマンゴが売られてるようですが、エジプトでは、一個数十円でとってもおいしいマンゴが食べられます。町のジューススタンドや喫茶店では、果汁100%の生ジュースが100円以下の値段で飲めるのです。

五つ目、無料のインターネット。日本では、インターネットをするにはどこかのプロバイダーと契約しないといけないわけですが、エジプトでは、07770777などのフリーナンバーのようなものがあって、この番号にかければ電話の通話料だけでインターネットにつなぐことができます。アカウント名やパスワードは必要ありません。私のようにたまに日本に帰る者にとって、日本のようにいちいち契約して毎月料金を払わないといけないのは不便です。まあ、これは私が例外なので、日本に住んでらっしゃる方々には関係ないですね。

いろいろと住んでいて問題も多いエジプトですが、住めば都でしょうか。それが証拠にエジプトから引き上げて帰っていく人たちは、みんなエジプトとの別れを惜しんで日本に帰って行かれます。

画像上:いろんなマンゴがたくさん並ぶ八百屋
画像下:宅配もOKなレストラン


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