| ■今年もラマダン月を迎えて |
2004.11.15 update |
|
また今年もラマダン月(断食月)がやってきました。今年は、10月15日から11月13日まで。ラマダンに関するくわしい事は昨年書きましたので省略させてもらいますが、イスラム教国に住んでいて、一番宗教というものを感じさせる時期なわけです。
私は断食をしてませんが、断食をしてる人の前で食べたり飲んだりする事は、慎むようにはしています。エジプトには1割弱のキリスト教徒もいますが、やはり彼らもイスラム教徒の前では、飲食は慎んでいます。我々外国人が昼間食べていても誰も何も思わないでしょうが、彼らは、断食をしていないイスラム教徒のように思われるのが困るそうです。
仕事などで断食している人の前で食事を取らざるをえない時などは、大変気を使います。「目の前で食べてごめんなさい」と言うと、「大丈夫、問題ないよ、慣れてるから」という言葉が必ず返ってきます。それだけ強い意志をもってるということでしょうか。しかしながら、午後の道路はイライラした人たちでいっぱいになり、そこら中で怒鳴ってる人達の声がきこえてきます。
今日もタクシーに乗っていると、となりの車の運転手が前の車に怒鳴ってました。すると私のタクシーの運転手が「マーレイシュ(気にするな)」、そして一言「ラマダン・カリーム(ラマダンおめでとう)」を付け加えました。この言葉には、この時期は宗教的な期間なんだから怒っちゃいけないよという意味合いが込められてたのだと思います。なんかこのやりとりに、思わず微笑んでしまいました。
このラマダンが終わると、3日間はラマダン明けのお祭り「イード・ル・フィトル」となります。別名「カハクの祭り」ともいわれ、この「カハク」とはクッキーのことです。ちょっと大きめで、見た目は大福餅のよう。やわらかめのクッキーで、何も入ってないものやナッツなどが入ったものがあり、結構甘い(エジプトのお菓子で甘さ控えめはありえないが)。人々は断食という宗教的義務を果たしたことを喜び、子供たちは、新しい服をきせてもらい、お年玉をもらって、家族と一緒に町にくり出す。そして我々外国人や異教徒も、やっといつもの生活に戻れることを喜ぶのです。
画像上:ラマダン用の飾りつけ
画像中:スーパーで見かけたラマダン用ディスプレイ
画像下:ラマダン明けのお祭り用クッキー「カハク」
|